Rocket Juice & The Moon "Rocket Juice & The Moon"

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Artist: Rocket Juice & The Moon
Album: "Rocket Juice & The Moon"
Label: Honest Jon's Records
Year: 2012

Tracklist
01. 1-2-3-4-5-6 (3:04)
02. Hey, Shooter (4:10)
03. Lolo (5:03)
04. Night Watch (2:12)
05. Forward Sweep (1:49)
06. Follow-Fashion (3:57)
07. Chop Up (2:37)
08. Poison (3:24)
09. Extinguished (2:39)
10. Rotary Connection (2:02)
11. Check Out (2:24)
12. There (4:51)
13. Worries (1:16)
14. Benko (2:34)
15. The Unfadable (2:57)
16. Dam(n) (2:26)
17. Fatherless (3:00)
18. Leave-Talking (2:07)


Blurデーモン・アルバーンRed Hot Chili Peppersフリー、そしてナイジェリアの黒い大統領ことフェラ・クティの右腕トニー・アレンという、なんとも贅沢な面子により結成された新バンドRocket Juice & The Moonのデビュー作。
同じフェスに出演するため乗り合わせた飛行機の中で3人が意気投合し、結成されたというバンドですが、面子を見れば分かる通り、デーモンのプロデュースのもと、フリーとトニーの作り出すグルーヴを骨子として楽曲を構築していくのがコンセプトのようですね。

特に中心に据えられているのはトニー・アレンのドラムが紡ぐアフロ・グルーヴでしょう。
ルーズなゴースト・ノートをたっぷり盛り込んだ小気味の良いドラムプレイは、それ単体でも十分にここちの良い、ゆらゆらとした横乗りのグルーヴを有し、なおかつ祝祭的です。

フリーのベース・プレイはそれとは対照的で、トニーのドラムに対しオンタイムな感覚でアプローチしています。
時にファンキーに、時にメロディアスに、なめらかで引き気味のベースラインがトニーのアフログルーヴをサポートしてより強固なものにしている印象です。
また、ベースラインそのものはややダウナー気味のメロディーを奏でており、トニーのドラムの祝祭感と併せて、スモーキーなトランス感覚を作り上げています。このあたりはとてもUKらしく、デーモンのプロデュースによるところが大きいのではないかと予想されます。

デーモンは全体的なディレクションを執りながら、隙間を埋めるようにキーボードを配し、時にはスペーシーな音響やビープ音を盛り込んでアルバム全体を痙攣させることで、ややもすればダレがちなアフロ・グルーヴをコンパクトに、かつタイトにまとめています。アルバム自体は一時間弱ありますが、聴いているとあっという間に終わってしまい、たまらずにもう一度再生してしまいたくなります。デーモンのプロデュースの巧みさに起因するものでしょう。このあたりは昨年の"From Africa with Fury: Rise/Seun Kuti & Egypt '80"におけるブライアン・イーノのプロデュースを思い起こさせる気がしますね。
ちなみに、8曲目'Poison'ではレイジーな歌声も聴かせてくれます。

また、彼らの演奏を彩る多彩なゲスト達も魅力的です。
ネオ・ソウルの歌姫エリカ・バドゥやここ数年で頭角を表してきた印象のあるアフロ・ラッパーM.anifest(マニフェスト)などが嫋やかな歌声や泥臭いラップを添え、なんとあのサン・ラのバンドのトランペッター、フィリップ・コーランの息子たちのバンドHypnotic Brass Ensembleがその名の通り催眠的なブラスでアルバム全体を覆うトランシーな感覚を強めています。

実に強力なグルーヴ・トランス・アルバムであることは間違いなく、前評判(私は恥ずかしながら知らなかったのですが…汗)以上に今年を代表する作品の一つとなることでしょう。すでに名盤!断言します。





Rocket Juice & the MoonRocket Juice & the Moon
(2012/03/27)
Rocket Juice & The Moon

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