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drawing4-5 "Long way to ROMA built in a day"

original.jpg

Artist: drawing4-5
Album: "Long way to ROMA built in a day"
Label: pelepop recordings
Year: 2005

Tracklist
01. 汗ばむ計画 a sweating plan (2:26)
02. たたかい方 art of fighting (2:33)
03. 紅の理由 reason for velvet (3:18)
04. そして灰になった ...and we lost you (6:22)
05. ウグイスの庭でランチを食べる機械
   the machine eats lunch at the bush warbier garden (1:49)
06. 高らかに鳴る鐘の音は the chime of the bell (5:23)
07. 帰らない the tale of a sleeping house wife (4:52)
08. シーサイドホテル435号室 seaside hotel #435 (10:07)
09. ルーチン the routine (5:25)
10. 別に何も nothing happens forever (10:02)


ロックの世界で初めてコラージュが意識されたのは、一体いつになるんでしょうか?

やはり'Revolution #9/The Beatles'
あるいは、フランク・ザッパ(とマザーズ)の最愛なる1st"Freak Out!"あたりでしょうか?

音楽におけるコラージュは1950年前後ぐらいから試みが開始されたミュージック・コンクレートに端を発する、前衛音楽/現代音楽の代名詞とも言える手法です。
具体音や物音という、「非音楽的」な音を用いて楽曲を構築する、という手法そのものになればルイジ・ルッソロによるイントナルモーリという騒音楽器(1913年頃開発)まで遡れるかと思います。改めて見れば、そろそろ100年なのですね(笑)

今回紹介するdrawing4-5(私はドローイング・フォー・トゥ・ファイヴと読んでます)は、そのコラージュを見事なまでに巧みに楽曲に取り入れたロック・バンドです。

ギターやドラムだけでない、様々な楽器による演奏と、様々な具体音/物音(例えばガラスの割れる音など)、そして人の会話などがあまりに適当に、ガシガシと上塗りされているように感ぜられます。しかしその一方で驚くほど緻密にそれらの音がレイヤーされているのではないかと思いたくもなるほど、奇跡的なノスタルジア/イノセンス、そして疾走感を感じるのも事実。
言葉では言い表しようがないのですが、様々な音が右から現れ左から現れ、上から下へ後ろから前への混沌とした音像により頭の中がかき回され、ふとした瞬間に突然開けていくような爽快感があるのです。

リーダーのmcatm氏はバンドの音楽性をエディット・サイケと表現しておりますが、たしかに日常の音が組み合わせることで非日常/異世界が口を開けるような感覚もあります。
個人的には初めて聴いた時、Joan of Arcの3rd"Live in Chicago, 1999"や4th"The Gap"を思い出しましたが、mcatm氏は"Live In Chicago, 1999"をフェイヴァリットの一つにも挙げており、まさに納得といった感じでした。
drawing4-5に比べるとJOAの作品はややおとなしく見えますが(笑)それほどに過激な音使いです。

楽器演奏やヴォーカルによるメロディラインの気怠く、それでいてどこか透徹とした響きが、様々なノイズのなかに投げ込まれながらもそれらを飲み込み、強靭な響きへとブラッシュアップされていく、そんな美しさ(と、ほんの少しの寂しさ)が全編通して充満している、素晴らしい作品です。

アヴァンギャルドなポップ・ミュージックを求める方は是非一度、聴いてみてはいかがでしょう。





long way to ROMA built in a day
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