Burzum "Hvis Lyset Tar Oss"

burzum3rd.jpg

Artist: Burzum
Album: "Hvis Lyset Tar Oss"
Label: Misanthropy
Year: 1994

Tracklist
01. Det Som En Gang Var (What Once Was)
02. Hvis Lyset Tar Oss (If the Light Takes Us)
03. Inn I Slottet Fra Drømmen (Into the Castle from the Dream)
04. Tomhet (Emptiness)

ブラック・メタルの代表的アーティスト、Burzumの3rdアルバム。

Burzumヴァーグ・ヴァイケーネス(a.k.a. カウント・グリシュナック)のソロ・プロジェクトです。基本的には彼一人でヴォーカル、ギター、ベース、ドラム、キーボードを担当・多重録音して作品を構築しています。

ブラック・メタル、特にBurzumというとどうしてもバックにある思想やそれに伴う犯罪行為などのエピソードを避けて通るわけにはいかないのですが、あえてここでは触れません。彼自身の音楽的な感性を形作った大きな要因ではあるでしょうが、レビューでそれにわざわざ触れる必要はないと考えます。
その部分について知りたい方は申し訳ないですが、他のサイトなどをあたってください。

楽曲は基本的には単純なフレーズを積み重ねて構築していく、いわゆるプリミティヴ・ブラックのお手本のような作品です。
基本的に宅録なのだと思われますが非常に録音状況が劣悪で、1~3曲目などでは演奏のバックにずっとノイズが乗っかっています。まるで砂嵐か霧かとも思えるその中から、うねるギターリフ、要塞のようなツーバスドラム、物悲しいシンセサイザーが蜃気楼のように立ち現れてくる様はどこか幻想的ですらあります。

ヴァーグ自身のヴォーカルはもはや「歌」などと呼ぶべきものでなく、断末魔の叫びといったほうが適当な気がします。一応歌詞は付いているようですが、全くもって聴き取れません。

なんというか、あまりに視野狭窄であり、それに起因する焦燥感、劣等感や怨念のような感情がこもりにこもっているのです。「鬱」とか言われることもあるようですが、確かに聴いていてあまりいい影響はなさそうですね(笑)

ただしこの人、こういった破壊的な音楽ばかりじゃなく、アンビエントも得意としているのです。今作では4曲目がそれにあたります。
ゆったりとした、寒々しいメロディーをチープなシンセサイザーで繰り返していくだけの楽曲なのですが、これが非常に透徹としており美しく、感傷的でありながらも素晴らしいアンビエント作品だと思います。

この2つの側面は相反していますが、幻想的で、孤独ゆえの美しさを湛えているという点で実に一貫しているように思います。エクストリームな音が苦手でなければ、是非一度聴いてみていただきたいバンドですね。


M-1'Det Som En Gang Var'


M-4'Tomhet'



Hvis Lyset Tar OssHvis Lyset Tar Oss
(2010/08/10)
Burzum

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