Kraftwerk "The Mix"

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Artist: Kraftwerk
Album: "The Mix"
Label: EMI
Year: 1991

Tracklist
01. The Robots (8:56)
02. Computerlove (6:35)
03. Pocket Calculator (4:32)
04. Dentaku (3:27)
05. Autobahn (9:27)
06. Radioactivity (6:53)
07. Trans-Europe Express (3:20)
08. Abzug (2:18)
09. Metal on Metal (4:58)
10. Homecomputer (8:02)
11. Music Non Stop (6:38)


さて、今回は押しも押されぬテクノ・ゴッド、Kraftwerkです。
クラフトワークというと関連で思い浮かぶのはYellow Magic Orchestra(YMO)。「和製クラフトワーク」を志向して結成された彼らですが、熱心なクラフトワーク・ファンには「ただのフュージョン・バンド」と腐されることも少なくないような気がします。

では、クラフトワークはどうかというと、個人的には彼らの本質はかなりファンク/フュージョンに似通っているのではないかと思うのです。その点で、確かに生演奏の比重の高さなどの違いはあれ、YMOは実は結構Kraftwerkの正しい後継者足りえるのではないかな、なんて言ってしまいたくもなります。

さて、初っ端から話が脱線気味ですが、そのことが非常によく分かる作品として、彼らが91年に発表したリミックス・アルバム"The Mix"を紹介したいと思います。

前作"Electric Cafe"(2009年のリマスター盤では"Techno Pop")から5年という、それまでの彼らの作品発表ペースからすれば随分とゆったりしたペースで発表されたこの作品は、それまでの名曲を当時の最先端の音でリ・ワークしたものです。

かなりフロア寄りなサウンドで、多くの曲は4つ打ちを基調としていますが、実際全く単調さというのは感じません。
それはというのも、ベースラインが非常に素晴らしいのです。リズムトラックがミニマルに発生させるパルスに、実に巧みに絡み、ダウンビートを強調させる。まるでファンクそのものではないですか。

彼らの本質のなかでも、「ミニマル」というのは非常に大きな要素です。
そしてそれは、多くのブラック・ポップ(とりわけファンク以降)の本質でもあります。ある意味で、Kraftwerkの音楽性はホワイト・ファンクの亜種とも言えるのかもしれません。それも、ファンクの本質を非常に巧みに体現した。

ファンクに憧れて、その有機的なグルーヴを模倣しようとした者達よりも、機械的に反復することを美徳としてきた彼らがそれを成し遂げている、というのはなんとも皮肉なことではあります。
完全に打ち込みで、機械的に構成されているからこそ、「作り手」という有機性が強く見えているのかもしれません。





THE MIXTHE MIX
(2009/11/04)
クラフトワーク

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