João Gilberto "João Voz E Violão"

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Artist: João Gilberto
Album: "João Voz E Violão"
Label: Polygram
Year: 2000

Tracklist
1.Desde Que O Samba É Samba (3:55)
2.Voçê Vai Ver (2:56)
3.Eclipse (3:04)
4.Não Vou Para Casa (2:56)
5.Desafinado (3:28)
6.Eu Vim Da Bahia (2:34)
7.Coração Vagabundo (2:09)
8.Da Cor Do Pecado (2:29)
9.Segredo (3:15)
10.Chega de Saudade (3:24)

冬真っ只中ではありますが、今回はボサノヴァを紹介したいと思います。
ボサノヴァの神様、ジョアン・ジルベルトの2000年作です。

デビュー作"Chega de Saudade"でのオーケストレーションやスタン・ゲッツとの共演作"Getz/Gilberto"でのジャジーな音の豊かさからは離れ、アルバムタイトルが示すとおりジョアンの声(voz)とヴィオラォン(violão/ギター)のみのシンプルな構成の作品になっています。
プロデュースはブラジリアン・ポップス界の伊達男カエターノ・ヴェローゾで、七曲目は彼の曲も取り上げられています。

マイルス・デイヴィスに「ジョアン・ジルベルトは電話帳を読んでも美しく聴かせることができる」と評されたその声はデビューから40年以上経ってなお深みを増しています。それはギターも同じで、ジョアンの思うままのテンポで時にはシンコペーションしたり遅れながら紡がれる歌との絶妙な交錯が軽快なリズムとともに、どこか思慮深い「憂い」を湛えているかのような響きを生み出します。
それはもしかすると英語では"blues"という訳語を与えられた"saudade"(サウダーヂ)の感覚そのものなのかもしれません。
カエターノ・ヴェローゾもその辺りをよく理解していたのでしょう。まるでジョアンが耳元でギターを弾き、歌っているかのようなミックスは実に生々しくその感覚を浮かび上がらせます。

最後の'Chega de Saudade'がそのことを物語っているように感じます。彼とアントニオ・カルロス・ジョビンとの共同作業の第一作であり、「ボサノヴァ」という語の源となったこの曲を20世紀の終わりの作品のラストとして持ってきたのは、何か彼なりの思いがあってのことなのかもしれませんね。
聴けば聴くほど、ボサノヴァというよりもジョアン・ジルベルトという人の「深さ」が感じられる作品と言えるでしょう。名盤です。



ジョアン 声とギタージョアン 声とギター
(2003/09/03)
ジョアン・ジルベルト

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