Phornesis, Julian Argüelles & Frankfurt Radio Big Band "The Behemoth"

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Artist: Phornesis, Julian Argüelles & Frankfurt Radio Big Band
Album: "The Behemoth"
Label: Edition Records
Year: 2017

Tracklist
01. Ok Chorale (3:49)
02. Untitled#1 (6:58)
03. Stillness (9:08)
04. Herne Hill (4:54)
05. Charm Defensive (6:36)
06. Zieding (9:45)
07. Phraternal (6:53)
08. Intro to Urban Control (2:48)
09. Urban Control (7:45)
10. Happy Notes (6:06)


UKの誇る武闘派(?)ピアノトリオPhronesisの新作はサキソフォニストのジュリアン・アーギュレス率いるビッグバンドとの共演により、過去の名曲の再構築を図ったものとなりました。
例外的に8曲目のみ新曲ですが、こちらはアントン・イーガーとアーギュレスの共作とされているものの、タイトルを見ても分かる通り9曲目の前奏曲であり、完全な意味での新曲とは言えないと思います。(リアレンジの範疇というか)

彼らは今まで、3人での抜き差しならぬ、緊張感溢れるインタープレイをその第一の魅力としてきましたが、その裏には常にどこかクラシカルで雄大なメロディ/ハーモニーが備わっていたように思います。
1曲目、昨年の名作"Parallax"の前半で優雅な旋律を聴かせてくれた、アイヴォ・ニームによる'Ok Chorale'からアルバムはスタートしますが、冒頭からその隠れた魅力がいつも以上に押し出されていることがわかるはずです。

ビッグ・バンドのブラスによりハーモニーが補強され、もともと印象的だったメロディの美しさがより生々しく迫ってくるように思えます。
もちろん、アントン・イーガーの複雑なリズムとアイヴォ・ニームによる込み入った旋律、そしてジャスパー・ホイビーによるヘヴィなベースもその重厚なハーモニーに負けず劣らずの活躍を随所で見せており、ビッグバンドとメンバー3人による四つ巴の戦いのような雰囲気もあるのですが、今回は楽曲の魅力に重点をあてるためか全体的には抑制の効いた演奏となっているため、とても取っ付き易い作品になっているように感じます。

ハイライトは先行でも公開されていた6曲目'Zieding'でしょう。
楽曲のエモーショナルな展開と、ビッグバンドのハーモニーが非常によく合致したアレンジとなっており、非常にドラマティックな楽曲に生まれ変わったと思います。
この1曲だけでもこのコラボレーションの間違いのなさは十分に証明されていると言えそうです。

これからPhronesisを聴こうという方には、メロディアスな取っ付き易さという点で最初の一枚にオススメできますし、これまでPhronesisの作品に触れてきた方には彼らの新たな魅力を提示してくれるという点で必携の一枚といって過言でないと思います。


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