スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

The Best 20 Discs of 2016

2016allbest.jpg

ついに大晦日、ということで今年も残す所あと24時間を切りまして、皆様いかがお過ごしでしょうか。
なんとか年内に今年のベストを選出いたしましたので発表したいと思います。

5作品づつ挙げながら簡単にコメントしていきます。
なお、今回から作品名の後ろに購入したフォーマットも記載しておきます。
まずは20~16位。

20位 フレデリック "フレデリズム" (CD+DVD)
19位 Various Artists "The Colorado: Music from the Motion Picture" (CD)
18位 Darcy James Argue's Secret Society "Real Enemies" (CD)
17位 TAMTAM "NEWPOESY" (CD)
16位 Thomas Brinkmann "A Certain Degree of Stasis" (CD)

毎年のことですがこの辺りは混戦でした。
今年は(偶数年は良い新譜に出会いづらいという個人的なジンクスに反して)豊作であったがゆえに、どの作品が入ってもおかしくない状況でして、泣く泣く選外とさせていただいた作品がかなりあります。
ここに出ている5作品はその中でも印象が強かったもの、ということになりますが、TAMTAM&フレデリックの邦ロック/ポップス勢は、タイトでまとまりのある前者と、インディーズから今までの成果をてんこ盛りにした後者ということでどちらも充実の作品だったと思います。
ブリンクマンは2作リリースしたどちらもが力作で、eMegoからの"A 1000 KEYS"も捨てがたかったのですが、説得力というか風格という点ではこちらに軍配です。
また、今年の個人的なトピックとしてはインディークラシック/New Amsterdam Recordsを強くフォローしてきたことが挙げられますが、そちらからはラージアンサンブルでジョン・ゾーンも思い起こさせるスリリングな作品を作り上げたダーシィ・ジェイムス・アーギューと現代的な合唱の妙を魅せつけてくれたRoomful of Teethを選出させていただきました。

続いて15~11位。

15位 D/P/I "Composer" (CD)
14位 Raime "Tooth" (CD&LP)
13位 He Was Eaten By Owls "Chorus 30 From Blues For The Hitchhiking Dead" (CD)
12位 Sendai "Ground & Figure" (LP)
11位 Joanna Wallfisch "Gardens in My Mind" (CD)

ここらあたりから自分の嗜好がはっきりと反映されてき始めているような気がします。
ポストパンク的な尖った音像で現代的な実験音楽やベース・ミュージックを鳴らしたD/P/IとRaime、多層的かつラグジュアリーとすら言えそうなほどに丁寧にレイヤーされた音響と、そのテクスチュアを存分に聴かせつつもフロア的なリズムプログラミングも巧みに溶けこませたSendai、そしてピアノ(ダン・テファー)とのデュオに弦楽四重奏を加え再構築したジョアンナ・ウォルフィッシュと力作揃いです。
そして、中でも特に取り上げたいのは13位のHe Was Eaten By Owls。マスロック×チェンバーミュージックというすごく有り得そうでありながら、なかなか「これこそ!」というものがなかった部分で名作といえるものがようやく出てきたのかな、という気持ちです。
ちなみに、RaimeをCDもLPも所有してるのはレーベル側の手違いで両方手に入ったからです。(ちゃんと連絡済み。もらっといて、とのことでした 笑)

続いて10~6位。

10位 Eyolf Dale "Wolf Valley" (CD)
09位 Second Woman "Second Woman" (LP)
08位 Claire M Singer "Solas" (CD)
07位 Basic Rhythm "Raw Trax" (LP)
06位 Lourenço Rebetez "O Corpo de Dentro" (CD)

まず、ラージ、とまで行かずともある程度大所帯のスモールコンボで豊かなサウンドを残してくれたローレンソ・ヘベッチスとアイオルフ・でイルが両者ともランクインしています。
アート・リンゼイをプロデューサーに招き、現代ジャズのリズムワーク的な側面にフォーカスして先鋭的な作品作りをした前者と、北欧らしい透明感と叙情性にあふれたメロディをしっかりと支えるアンサンブルが豊穣な印象を残す後者とで、方向性は違いますがアレンジメントの重要性を改めて提示しているととることもできるかもしれません。
ダブ/ベースミュージックの流儀に則って素晴らしい作品を残してくれたのはアンソニー・J・ハートによるBasic Rhythm(A.K.A. Imaginary Forces)と元telefon tel avivのジョシュア・ユースティスとBelongのターク・ディートリッヒによるSecond Womanです。
まるでデトロイトテクノに立ち返ったかのようなストリート感覚にあふれた前者と、往年のautechreも思わせるようなIDMっぽさが今の時代逆に(?)新鮮だった後者と、こちらも対称的ですが両作品とも非常に面白かったと思います。
そして2枚組の重厚かつスピリチュアルな作品で素晴らしいデビューを飾ったクレア・M・シンガーも忘れてはいけませんね。

では、最後に5~1位を。

05位 Moe and ghosts × 空間現代 "RAP PHENOMENON" (CD)
04位 tricot "KABUKU EP" (CD)
03位 Natasha Llerena "Canto Sem Pressa" (CD)
02位 Kassel Jaeger, Stephan Mathieu & Akira Rabelais "Zauberberg" (LP)
01位 Phronesis "Parallax" (CD)

かねてより申しておりましたとおり、1位はPhronesisの"Parallax"です。
ピアノ/ベース/ドラムの3者が平等に曲を持ち寄り、遠慮なく互いを挑発し合い、サポートしあう演奏を行うことで生まれた素晴らしい傑作です。
同様に素晴らしいのは2位のカセル・イェーガー/ステファン・マシュー/アキラ・ラベレーによる共作"Zauberberg"です。
正直どちらが1位でもおかしくないというか、同率1位にしたいくらいなのですが、個人的なルールとして同率は設けないことにしてますので泣く泣く2位にさせていただきました。
そして、先述のクレア・M・シンガーと同様今年度の最優秀デビュー作と言えそうなのが3位のナターシャ・レレーナ。
資金調達がうまく行かなかったようでCD-Rでのリリースとなったようなのは残念です。いくらか寄付しようかと思いましたが私のクレカやPaypalでは送金が出来なかったので悔しいですが、本作の素晴らしさ/豊かさは保証しますので、皆でCD-R買ってサポートしましょう。もちろん、CDで再販されたら買い直します。
そして邦楽勢からは昨年ベストに選出させてもらったtricotの新作EPと、Moe and ghostsと空間現代によるコラボ作がランクイン。
tricotはとにかく、本当にいい曲書いてます。次のアルバムえらいことになるんじゃないかな、と期待しっぱなしです。
Magと空間現代は両者の魅力が完全に混ざり合ってしまうことなく、むしろちぐはぐさも残しながら併存している、ロック×HIPHOPとしても象徴的な作品だったと思います。

今年は新譜中心の購入、そして、聴いた作品は必ずレビューという縛りを設けてやってきたことで本blogの更新も(玉石混交ながら)ゴリゴリとやれて充実感がありました。
新譜レビューの方は後半色々あったこともあって最後までやりきれなかったのは心残りではありますが、来年も心機一転、更新頻度をある程度保ちつつ、記事の質ももっとアップさせていきたいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。

最後に、今回選出した20枚から1曲づつ選んでMIXを作りましたので、よければお楽しみください。
それでは皆様、良いお年をお迎えください!

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

vuoy

Author:vuoy
音楽好きです。
情報に間違いなどありましたらコメント欄で結構ですので気軽に連絡ください。
Last.fm
twitter

【注意事項】
まれに、当blogの記事をオークションの商品説明に引用またはURL貼付されているページを見ることがあります。
当blogの記事はあくまで個人の感想であり、ミュージシャン本人以外の利益に供する目的はありませんので、商用目的での無断引用/URL貼付はご遠慮願います。
どうしてもという場合には、twitterなどでご相談いただければ検討しますので何卒ご理解いただきますようよろしくお願いします。

アクセスカウンター
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
vuoy's Profile Page
Twitter
検索フォーム
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
音楽
451位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
洋楽
78位
アクセスランキングを見る>>
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。