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King Crimson "Radical Action to Unseat the Hold of Monkey Mind"

kingcrimsonra.jpg


Artist: King Crimson
Album: "Radical Action to Unseat the Hold of Monkey Mind"
Label: DGM
Year: 2016

Tracklist
収録内容はこちら
(Burning Shedの3CD/2DVD/1Blu-Ray版のページ)


"Live in Toronto"のレビューでも触れたとおり、King Crimsonの、日本公演(しかも私の参加した高松公演)中心とした音源からセレクトされた、昨年のツアーのベスト・ライヴ作品がDGMよりリリースされました。
音源と映像とでそれぞれ収録内容が微妙に異なるようで(細かい収録場所などのデータは非公開のためイマイチ分かりませんが…)、さらに音源の方はライヴをそのままではなく、観客の歓声をオミットし、さらに曲順も思案の上3枚に分けることで、独立した作品とすることを目的として制作されたようです。

演奏そのものの大枠については高松公演のライヴレポ"Live in Toronto"をご参照いただくとして、今回はそういった、本作の編集面について述べさせていただきます。

ディスク1は'Larks' Tongues in Aspic'2曲を最初(パート1)とラスト('The Talking Drum'~パート2)に配し、間には本作のタイトルともなった新曲'Radical Action'や'Meltdown'、クリムゾン・プロジェクトの'The Light of the Day'、そしてトリプルドラムの見せ場であった'The Hell Hounds of Krim'~'The ConstruKction of Light'などを収録し、"Mainly Meatl"というサブタイトルのとおり、今回のツアーにおけるヘヴィなインストナンバー中心の選曲です。
'Radical Action'のパート2は今作で初の収録("Live in Toronto"の時点では'Meltdown'前にパート1があったのみ)となりましたが、改めて聴くとやはり'Level Five'に繋ぐことを意識してパート1のリフを用いながらも'Level Five'の変奏/導入として作曲されたものであるように感じました。

ディスク2は一転して歌もの中心の選曲で、"Easy Money Shots"というサブタイトルが付けられています。
個人的に、本ツアーで最も面目躍如した楽曲であると思う'Pictures of a City'を始め、'Easy Money'、'The Letters'など重厚な歌曲が並ぶと同時に、日本公演では殆ど演奏されなかった'Suitable Grounds for the Blues'や、さらに'VROOOM'や'The Sailor's Tail'などのインスト曲も収録されています。(また、冒頭の'Peace'は日本公演で歌われた、1stヴァースを日本語訳したものです。)
個人的にはディスク1とディスク3それぞれに代表曲を取られてしまってやや地味な選曲になっている感も否めませんが、全体的な流れは悪くありませんし、'VROOOM'などは"Live in Toronto"からもさらにアレンジが変更され、メル・コリンズのサックスも十分ヘヴィに響いており、トロントから1ヶ月程度でもこのラインナップの演奏がレベルアップしていることが分かると思います。

そしてディスク3。
"Crimson Classics"というタイトル通り、クリムゾンの名曲目白押しの選曲となっています。
これでもかと繰り出される名曲の数々に、歓声がオミットされていることもあり、「架空の名作」のような雰囲気が濃厚に漂っています。

全体通して聴いてみると、かなり色々な時期(80年代以外から満遍なく選曲)の楽曲を演奏しているにも関わらず、今のクリムゾンの演奏として一本の筋が通っているように感じるのは流石といった感じです。
新曲については、(ドラム主体の'The Hell Hounds of Krim'などはともかくとして)ミレニアムクリムゾン以降の空気が強く感じられるように思いました。

ちょっと意外だったのはタイトルに'Blues'と冠した上、内容も(それまでのクリムゾンに比べると)ちょっぴりブルーズっぽい'Suitable Grounds for the Blues'でした。
"Earthbound"などでも記録が残ってい通り、一時期はブルーズ的な演奏を断固拒否さえしていたフリップがこんな曲を演るなんて、時間は人を色々と変えるのだな、なんて妙な感慨にひたったりします(笑)

映像については、基本的に映像作品として出す前提での撮影ではなかったようなので、そういう作品として見ると物足りない部分も残りますが、演奏(特にフリップの)の手元が要所要所ではっきりと見れたりと、これはこれで面白いものでした。(あのお化けみたいな編集はちょっと笑っちゃますけど)
なにより、こちらも多くは高松公演ということで色々記憶と照らし合わせながら楽しむことが出来そうで、本当に有り難いと思います。
ただ、性質上画質も無茶苦茶良いというわけではないので、わざわざBlu-Rayを買う必要はないかもですね。Blu-Rayの利点は全曲をぶっ通しで見れる、ということだけだと思います。
あと、6枚組BOX(3CD/2DVD/1-Blu-Ray)など出てますが、2DVDと1Blu-Rayの収録内容は全く同じですので、これから購入予定の方はその辺り了解のうえでフォーマットを選択していただけたらと思います。

すでに新しいツアーが開始し、'Fracture'などやったという情報も入っています。(なんと速度も上がってるとかなんとか…)
今年は流石に日本に(というか高松には)来ないと思いますが、機会があればぜひ次回の来日公演にも行ってみたいと思いますし、それまではこのフルヴォリュームの作品をちょくちょく聴き返しながら、想い出の高松公演の記憶に浸りたいと思います(笑)


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