スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

King Crimson "Live in Toronto"

kingcrimsonlitjpg.jpg


Artist: King Crimson
Album: "Live in Toronto"
Label: DGM
Year: 2016

Tracklist
Disc 1
01. Threshold Soundscape (4:00)
02. Larks Tongues In Aspic Part I (10:29)
03. Pictures Of A City (8:32)
04. VROOOM (5:18)
05. Radical Action To Unseat The Hold Of Monkey Mind (3:20)
06. Meltdown (4:51)
07. Hell Hounds Of Krim (3:31)
08. The ConstruKction Of Light (6:44)
09. Red (6:47)
10. Epitaph (9:02)

Disc 2
01. Banshee Legs Bell Hassle (1:43)
02. Easy Money (8:33)
03. Level Five (7:04)
04. The Letters (5:38)
05. Sailors Tale (6:56)
06. Starless (15:18)
07. The Court Of The Crimson King (7:17)
08. 21st Century Schizoid Man (11:41)


昨年の12月、サンポートホール高松で観たKing Crimsonのライヴは、今思い返しても素晴らしいものでした。
詳細はライヴレポをご覧いただければと思いますが、新旧の名曲を織り交ぜながらも、以前と異なった編成/アレンジにより楽曲に新たな生命を吹き込み、見事にリコンストラクション(ReKconstruKction 笑)してみせた様には、過去の名声を誇るだけの大御所バンドではなく、今なお現役のライヴバンドであるクリムゾン(フリップ)の凄まじさを見せつけられたような思いです。

しかもその高松公演がこの秋にCD/Blu-Rayディスク化するということで、最早私は天に舞い上がるような心地でリリース日を待つ今日この頃なのですが、結局待ちきれずにこの3月にリリースされた、2015年のライヴを初めてフル収録した"Live in Toronto"を購入してしまいました(笑)

さて、今作は日本公演が始まる約半月前の11月20日カナダのトロント公演での様子を余すところなく収録したものです。
まず曲目について言えば、私の観たライヴとは多少違い、'VROOOM'、'The Letters'、'Sailor's Tale'がプレイされている代わりに'Peace - An End'、'A Scarcity of Miracles'、'The Talking Drum~Larks' Tongues in Aspic Part II'がプレイされていません。

その他、'Radical Action...'と'Meltdown'が'Level Five'とは分離した構成となっていますが、前者のリフは明らかに'Level Five'の変奏であると思いますので、やはり日本公演での姿が最終的な完成形なのだろうと予想します。

当日聴けなかった楽曲について言えば'VROOOM'がなかなか面白いと思います。
90s/ダブル・トリオ・クリムゾン復活の狼煙となった曲であるわけですが、元来のヘヴィさはありつつも、メインリフの裏で行われるヴァンプの一部をコリンズのサックスが担っているためか、少しブギーっぽいコミカルな雰囲気に変貌しています。
これはこれで良いのですけど、ちょっと笑えます。

'The Letters'、'Sailor's Tale'については安定した演奏です。
昨年初頭に出た"Live at the Orpheum"から比べてもグッとメリハリが効いており、確かにフリップの言葉通り、この1年間でバンドが「進化している/良くなっている」ことを実感できます。

そしてやはり個人的に嬉しいのは冒頭2曲。
'Larks' Tongues in Aspic Part I'では相変わらずマステロットが当時のミューアを真似て様々なパーカッションを鳴らしまくるのが聴いてて飽きませんし、後者に至ってはライヴレポでも申しましたとおり、今回の編成によって最も進化した楽曲だと思っています。
ギャヴィン・ハリソンの3ドラム・アレンジは非常に現代的で、3者をポリリズミックに織り合わせたり、あるいは同時に鳴らしたりしながら演奏に緩急をつけながらも、基本スタイルとしては非常に重心の低い感覚があります。
一部のファンからは(特に'Red'や'VROOOM'について)「ズンドコ」なんて評があったりもしますが、個人的には根底に微妙にブラック・ミュージック的なエッセンスを感じるといいますか、有り体に言えばファンクやHIPHOPにも似たリズム感覚があるように思うのです。

70年代以前のプログレ的ダイナミズムと、80年代のブラック由来のミニマリズムを折衷しようとしたLineup6期の楽曲である'The ConstruKction of Light'や'Level Five'が生き生きとして聴こえるのもそういった所に起因するのではないでしょうか。
そしてそのセンスは'Pictures Of A City'を全体的に粘っこいグルーヴで満たし、'Schizoid II'から完全に脱却させていると言えます。
いくら'The Talking Drum~Larks' Tongues in Aspic Part II'がないと言っても、この楽曲が聴けるだけでも、現時点で十分に価値があるライヴ・アルバムです。
昨年の公演を見れなかった方は絶対に買うべきです。

そして何より、高松公演の音源/映像化が楽しみでなりません。
それまでは今作を聴いて待ちたいと思います。
ああ、幸せ。


スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

vuoy

Author:vuoy
音楽好きです。
情報に間違いなどありましたらコメント欄で結構ですので気軽に連絡ください。
Last.fm
twitter

【注意事項】
まれに、当blogの記事をオークションの商品説明に引用またはURL貼付されているページを見ることがあります。
当blogの記事はあくまで個人の感想であり、ミュージシャン本人以外の利益に供する目的はありませんので、商用目的での無断引用/URL貼付はご遠慮願います。
どうしてもという場合には、twitterなどでご相談いただければ検討しますので何卒ご理解いただきますようよろしくお願いします。

アクセスカウンター
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
vuoy's Profile Page
Twitter
検索フォーム
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
音楽
364位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
洋楽
66位
アクセスランキングを見る>>
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。