The Best 10 Discs of 2015 [H1]

今年上半期の年間ベストです。
簡単なコメント、総評とともにどうぞ。

10. 菊地雅晃 "Electro Works 1996-2005, Vol.1"
electroworks.jpg
飛頭"crumbling steeple"や2013年のソロ"ON FORGOTTEN POTENCY"の源泉とも言える、未発表曲集。
突如のデジタル媒体での発表は驚きましたが、聴いてみればなるほど、発表を前提としていなかったであろう、深夜にベッドルームで作られたかのようなプライヴェートな質感が強い作品で、それもまたこの人らしいなぁ、と思いました。
Vol.2以降も出るのかな?楽しみに待ちたいと思います。


09. Jim O'Rourke "Simple Songs"
simplesongs.jpg
ある意味オルークからの現状報告とも言える作品なのかも。
この作品が出ることで、彼は漸く自分の存在場所をポピュラー・ミュージック界に定めることができたような…って、要はこれからも「歌もの」を出してくれそう、ってことです。嬉しいですね。


08. Steinbrüchel "Parallel Landscapes"
12k2034.jpg
同時発表のRyuichi Sakamoto/iLLuHa/Taylor Deupree "Perpetual"と併せてよく聴きましたが、最終的によく聴いたのはこちらかな。
坂本iLLuHaデュプリーの方は録音時期がそうである通り『夏』らしい音響作品ですが、対照的にこちらは『冬』の音響な感じがしますね。でも、この時期に聞いてもかなり良いです。


07. Everything Everything "Get to Heaven"
gettoheaven.jpg
インテリっぽい部分はちょっと薄れましたが、アルバムとしてトータルでかなり良い出来だと感じました。
この人達、自分の中でバンドか電子音楽ユニットかがはっきり定まってなかった(ロックバンドなのは知ってますが、なぜか音を聴く度に違和感を感じていた)のですが、「電子音」が「ロック的なダイナミズム」を持ち得ているバンドなのだと気づいたらようやく腑に落ちました。
ホントはもう少し上でも良かったのですが、ジャケがダサいので2~3位程落ちてます(笑)


06. Keiji Haino, Jim O'Rourke & Oren Ambarchi "Tea Time For Those Determined To Completely Exhaust Every Bit Of This Body They've Been Given"
teatime.jpg
2013年のエレクトリックセットがようやく発表。
アンバーチが3回もダメ出ししてこだわったのがどの部分かは分かりませんが、このトリオでの今までの作品の中で最も聴きやすい/馴染みやすい作品かもしれません。


05. Thomas Brinkmann "What You Hear (Is What You Hear)"
brinkmann.jpg
ミニマル・ミュージックの美しき復権。
ミニマルであるということは、かくも厳しく、そして美しいものであるということを思い出させられ、身が引き締まる思いです。


04. フレデリック "OWARASE NIGHT"
owarase.jpg
我が国の若手ビザール・ロック・バンドの2ndミニ。
前作に比べて随分とアーバンでモダンな音作りですが、根っこにあるものは変わっていません。


03. tricot "A N D"
tricot and
同じく若手ガールズ・ロック・バンドの2ndフル。
単純に、楽曲/アルバムの出来が良い。これ、近年の邦ロックではかなりの名作じゃないかなぁ。


02. Vijay Iyer Trio "Break Stuff"
breakstuff.jpg
安定のアイヤー。
アイヤー×ECMという組み合わせに求められるものを完全にやりきって、そのうえ今までの作品でなかった魅力もにじみ出ている。ECMでのもう一作がどんな形になるのか今から楽しみです。


01. Moritz von Oswald Trio "Sounding Lines"
Sounding-Lines.jpg
ヴィラディスラフ・ディレイに代わり、トニー・アレンが加入。
まさかのアフロ・ビート・ドラマーの加入には驚きましたが、前作"Fetch"で見せていたアフロ回帰志向からすると、当然の成り行きかもしれません。
しかし、アフロに飲み込まれてしまうことなく、あくまでオズワルド/ローダーバウアーの電子音とのインタープレイで楽曲を構築していく辺りに、ただのアフロ回帰ではないものを感じます。というか、この人達相性良すぎるだろ。


と、いうわけで上半期の10作品でした。
この半年くらい、かっちりデザインされたポップソングに嗜好が向いていたような気がしますが、蓋を開けてみれば上半期ベスト自体はそんなことなかったですね(笑)
結局1位はMvOTでしたし(笑)

下半期もどんな音に出会えるか楽しみですね。
最後に、時点となった数作品を紹介して終わりたいと思います。

Ryuivhi Sakamoto/iLLuHa/Taylor Deupree "Perpetual"
Aphex Twin "Computer Controlled Acoustic Instruments, Pt. 2"
Oren Ambarchi & Jim O'Rourke "Behold"

それでは、残り半年もよろしくお願いします。
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