Mika Vainio "Onko"

cd_onko.jpg


Artist: Mika Vainio
Album: "Onko"
Label: Touch
Year: 1997

Tracklist
01. KELVIN (8:49)
02. JOS [IF?] (6:03)
03. ONKO Parts 1-11 [IS IT?] (36:24)
04. VIHER [GREEN/CELLULAR] (16:11)


「音響系」と呼ばれるジャンルを楽しむのに最も大事なことは「好きなレーベルを見つけること」に尽きると思います。
このジャンルでは、他のジャンルに比べてもより一層レーベルカラーというものが色濃く、同じミュージシャンでもそのレーベルにあわせた作風を取ることが多いです。
有名所で言えばテイラー・デュプリー主宰の12Kやピーター・レーバーグのeditions Mego(旧Mego)、TypeKompakt(こっちはどちらかというとテクノ色強いかな?)などがありますが、個人的にはよく追いかけているのは12KとeMego、そしてこれまた有名なTouchというレーベルです。以前紹介したオーレン・アンバーチもここから作品を発表しています。

今回紹介するのは、電子音楽ユニットPAN SONIC(残念ながら未聴)の片割れであるミカ・ヴァイニオが1997年に発表した(本人の名義では)1stアルバムです。
PAN SONIC自体、インダストリアルやダブなどからの影響の色濃いノイジーなサウンドを基調としているようですが、今作でもその志向ははっきりと聴いて取れます。

接触不良ノイズのようなジリジリとした音や、淡々と反復するパルス、浮遊感の強い電子音響などで構成された4つの楽曲は非常にモノトーンです。
音がはいまわるような感覚はThrobbing Gristleなどのオリジナル・インダストリアルからの影響を感じさせますが、彼らの楽曲に見られたようなうねりやビートというものは一切ないため、あちらのような退廃的な雰囲気はなく、基本ノイジーでありながらも非常に透徹とした感覚を聴く者に与えてくれます。
この透徹とした感覚と、モノトーンな感覚があわさることで、ジャケットのサボテン(色調操作されてる?)からも感じられるような不思議なゴシックさがあり、それがまたTouchらしいと思えますね。

個人的には36分を超える3曲目が聴きものでしょうか。
この楽曲は数分程度のミニマルなノイズ/パルス/電子音響を組み合わせて作られており、タイトルからも察する通りあるコンセプトに沿った楽曲の羅列とでも言うべきものなのかもしれませんが、時に暴力的で、時に静謐な「音」が入れ替わり立ち代わり現れ消えていく様は非常に瞑想的で、アンビエントとしての聴取も否定しません。

Touchのレーベルカラーを知るには打って付けの一枚ではないでしょうか。
これを気に入ったらオーレン・アンバーチなどもぜひ。






OnkoOnko
(1997/11/14)
Mika Vainio

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