The Best Reissues of 2013

遅ればせながら、皆様あけましておめでとうございます。
年末に年間のベスト20ディスクを発表させていただきましたが、本日は再発モノのなかで特に心に残ったものを数作発表したいと思います。

今年も旧譜はよく聴いたのですが、再発モノ、ということで手を出したものはそう多くありません。
例年の5作より更に少なくなってしまいますが、以下が特に素晴らしかったかなぁ、と思ってます。


Moonriders "モダーン・ミュージック スペシャル・エディション"
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かしぶち哲郎 "fin ~めぐり逢い~"
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ライダーズ関連の再発/発掘はコンスタントに続いていますが、今年は色々と自分のアンテナに引っかかる年だったように思います。
2011年の"カメラ=万年筆"に引き続き、その全作である"モダーン・ミュージック"がスペシャル・エディションとして再発されましたし、夏頃にはレーベルは違いますが、ドラマーのかしぶち哲郎の初期2作+93年の"fin ~めぐり逢い~"が再発されました。コレに加え、春先には"Amateur Academy"期のライヴ音源も発掘/発売され、わりと自分の中ではライダーズ・イヤーでありました。

しかしながら、年末の12月17日にかしぶち哲郎が亡くなった(食道がんだったそうです)という悲報もあり、無期限活動休止としてあくまで解散していなかったライダーズの歴史もついに幕を閉じるのか、と寂しい気持ちです。
残る5人にはそれでも「ライダーズ」として活動を続けてほしいと願う反面、やはりメンバーの死を以ってその歴史に幕を閉じてほしいと願ってしまう、複雑な心境ですが、それは残されたメンバーたちの決めるべきことですし、一ファンがどうこう言うべき問題ではありません。5人の決断、そしてこれからを待ちたいと思います。

ちなみに、改めて聴くと"モダーン・ミュージック"は全9曲3曲がかしぶち曲ですし、全編を覆う厭世的な空気もかしぶちっぽく、ライダーズのディスコグラフィの中でも特にかしぶち色が強い作品だったと言えるのかも、とふと思ったりしました。



XTC "Nonsuch"
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昨年末頃から、アンディ・パートリッジがステーヴン・ウィルソン(Porcupine Tree)とともにXTCのディスコグラフィの中でも最も力強いポップ・アルバムである"Nonsuch"のリマスター&5.1chリミックス作業に入っているという話は聴いていましたが、それがついに実現のものとなりました。
ヴァージンとの間に起きた、壮絶な権利闘争の話は彼らがこの作品を発表した後の長年のストライキによりレーベルを離れることで一旦の決着をみたわけですが、作品の権利を取り戻すまでには至っておらず、それがこの度マスターが見つかったこと&ヴァージンが一時的にではありますが権利の一部を移譲してくれたことにより実現したという非常に複雑な状況を聞くにつけ、この世界随一のポップ&ロック・バンドの不遇っぷりには涙が出そうになりますが、現在はこれまた名作の"Skylarking"の作業に移っているという話も聞いており、改めて期待に胸が膨らみます。

…ところで、まことに申し訳ないのですが…
私、再生機器がなくてまだ5.1chのサラウンドリミックス聴けてません(泣)

いやぁ、クリムゾンのこと(DVD-audio再発)もあってなんとかしなきゃなぁ、とは思ってるんですが…
リマスターの方が非常に素晴らしかったので、早いとこ揃えて楽しみたいと思ってます!(今年中には…)



最も心に残ったのは以上です。
ライダーズとXTCの1・2フィニッシュ(?)みたいな感じで私のツボをついた再発があったのは嬉しいとこでしたね。

他にも
The Pop Groupの分裂バンドの一つRip Rig + Panicの全3作がリマスター再発
・ビーフハート隊長の"Trout Mask Replica"がザッパ家より再発
・リトル・ウォルターの、長らく廃盤だった第3作"Confessin' the Blues"が(他2作と同時に)再発
などは個人的にフォローさせてもらったところです。

今年もどのような重要作品が再発されるのか、心待ちにしたいと思います!
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No title

こんにちわ、XTC ファンです。
『ノンサッチ』のこと、スティーブン・ウィルソンと共にと言うことは
ないと思います。
今回のリィシューは、スティーブン・ウィルソンの一連の仕事のひとつですし。
同時に、イエスの『危機』、ジェスロ・タル『ベネフィット』も行われていますから。
版権も今はユニヴァーサルだと思われますから、より複雑になっているのではないでしょうか。
今回のリリースの権利交渉も、スティーブン・ウィルソンとそのバックグラウンドの
側で行ったのではないかと、私は思います。
企画自体そうなのではないでしょうか。スティーブン・ウィルソンの仕事の中の
ひとつに『ノンサッチ』も取り上げられた、ということではないかと。
『スカイラーキング』については、2010年にリリースされたビニール盤の時の
ものをデジタル化したものだと思います。リリースされれば嬉しいですけれど。

Re: No title

>>ノエルかえるさん
お久しぶりです。

そうなんですね。
アンディが「スティーヴンが~」なんてツイートしてたもので、
てっきり一緒に作業しているものだと思い込んでました。

クリムゾンの一連の仕事以降、彼が色々な作品のリマスターを
手がけていることは知っていましたが、それらが全て彼の一連のプロジェクトなのだとすれば、
確かに得心がいきます。

"Skylarking"については、2010年のヴァイナル・リイシューを手に入れていなかったので、
楽しみに待ってます。
マスターの問題さえクリアできれば以前の作品も今回の"Nonsuch"同様の形でリイシューしたい
とアンディは言っていたので、そちらもまた楽しみです。
(実は何の根拠もなく、次は"Drums & Wire"じゃないかと思ってたのでアテが外れました笑)
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