John Lee Hooker "Burnin'"

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Artist: John Lee Hooker
Album: "Bunrin'"
Label: Vee-Jay Records
Year: 1961

Tracklist
01. Boom Boom (3:32)
02. Process (3:49)
03. Lost A Good Girl (2:52)
04. A New Leaf (2:29)
05. Blues Before Sunrise (3:49)
06. Let's Make It (2:27)
07. I Got A Letter (2:45)
08. Thelma (3:32)
09. Drug Store Woman (2:47)
10. Keep Your Hands To Yourself (2:11)
11. What Do You Say (2:31)


「キング・オブ・ブギ」の二つ名で知られるブルース・ギタリスト ジョン・リー・フッカーが1961年に発表した作品。
ブギというのは要はシャッフル・リズムの反復構造を根幹に据えたブルース(というかブラック・ポップ)の一様式です。
彼は1940年代から、このスタイルをシンプルな弾き語りでもって表現してきましたが、1955年のヴィー・ジェイ・レコーズへの移籍以降、その音楽性をバンド・サウンドへとアップデートさせました。

軽快なビートと、切れ味の鋭いギター・カッティングやピアノが創りだす、歯切れのよいグルーヴは常に心地よいスウィング感を持っています。
まさにブルース(及びシャッフル・リズム)のダンス・ミュージック的に解釈し直し、モダナイズしたようなサウンドであり、泥臭さと同時にスマートなクールさも感じさせます。
この辺りについては、感触は多少違いますがリトル・ウォルターに近い気がします。
ただ、彼と明らかに違うのはベースのミックスでしょうか、かなりヘヴィな大音量のミックスでビートに合わせストイックに反復していく姿は、何度も言うように非常にダンス・ミュージック的です。ダブ・ミックスなんてしてみたら面白いかもしれません(笑)

ミニマルな楽曲構造と、解決感のないコード進行などにより、ブルースは出口の見えない係留感覚をその根底に有するようになりましたが、フッカーはそのミニマルな構造をより強調し、またダンス・ミュージックとしての側面を強化するためにバンド・サウンドを選択したのだと思われます。
複数楽器による音の厚みが、反復構造にさらなる力を与えていることは間違いないでしょう。それは名曲の再演である1曲目を聴いてみても明らかです。
ちなみにこの作品でのバンド・メンバーは、一説によればモータウンのミュージシャンだそうですが、そのせいもあってかR&Bテイストは同時期の他の作品よりも強く、彼がブギ・スタイルで目指した理想形が提示されているのではないかと思います。



↑'Boom Boom'はこのアルバムのテイクが見つからなかったので、同じく強烈なダンス・チューンであるこれを紹介します。



Burnin'Burnin'
(2007/03/27)
John Lee Hooker

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