The World of Psyche/Acid Music Vol. 29: Tim Buckley 'Morning Glory'
そういやこちらの方ではまだ紹介していなかったですね。
以前レビューした2ndアルバムからの1曲です。基本はレビューの方見ていただいたら分かると思います。
繊細でありながらも、USらしい懐の深さを感じさせるメロディと、ティムのペシミスティックなハイトーンが組み合わさると、それだけで実に幻想的です。
この感覚が分かるかどうかでアシッド・フォークへの適性があるかないかが分かれるかも(笑)
動画の方はちょうど2nd~3rdに至る時期の演奏と思われます。
パーカスはいますが、基本的にドラムレスでジャズっぽい方向に向かっていく時期です。
このタイプの演奏の完成形はスタジオであれば4th"Blue Afternoon"を、ライヴであれば3rd直前の"Dream Letter"という2枚組を勧めます。
どちらもドラムの不在で、空気のようにどこまでも広がっていく霞がかった感覚がティムの美しい声のアシッドさを増大させる名作です。
ベースや、リー・アンダーウッドのギターによるカウンターラインもぼそぼそとつぶやくように取り留めのない、抽象的なものですが、それを欠点でなく長所として取り込んでしまっているといいますか。
このぼやけた感覚の心地よさはこれからの季節に合うと思いますので、ぜひぜひ。
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