"Mukunguni: New Recordings from Coast Province, Kenya"

mukunguni.jpg


Album: "Mukunguni: New Recordings from Coast Province, Kenya"
Label: Honest Jon's
Year: 2013

Tracklist
01. Ndema (1:36)
02. Dena (1:13)
03. Mambodze (4:35)
04. Matatizo (2:28)
05. Pepo Mlume (2:26)
06. Chela (3:12)
07. Bung'o (1:07)
08. Mafunzo (7:30)
09. Bamba (1:13)
10. Mwanzele (4:50)
11. Ngoma Wira (1:26)
12. Puredi (2:59)
13. Kiringongo (2:27)
14. Gaserego (3:29)


スヴェン・カシレックステファン・シュナイダーという二人により、ケニアの海岸州、ムクングニ村で2011年に採取されたフィールド・レコーディング集。
「ミジケンダ」と呼ばれる部族間で伝承されている音楽を集積したものです。

デーマ(金属輪=トライアングル的なもの?)、カヤンバなどの楽器群とハンドクラップ、歌による素朴な音楽が14曲収録されています。
ミニマルな反復と、チャントのような歌声に彩られた音楽の多くは「癒し(therapy/healing)」のためのものであるとライナーノーツでは説明されています。特に精神的な問題を抱えた場合などに夜通し演奏して回復、快気を試みるようですね。

恐らく演奏は村の人間が入れ替わり立ち代わり行ったものと推測されますが、これはまさに一つの共同体の中で共有、伝承される音楽であり、彼らは歌や演奏を以ってして「個」という存在から切り離され、「集団」という一つの生物へと統合されていきます。「癒し」の音楽が多いという側面は、彼らが音楽を通して「個」に生じた問題を「集団」すなわち共同体の全員で共有し、解決へと動こうというメソッドを表しているのかもしれません。
(録音が抜群に良いとはいえ)ただCD/レコードを通して聴いているだけでも心が浄化されるような作用があるのですから、実際に演奏を聴く本人の気力の充実、高揚はきっと凄いのでしょうね。

以上のように非常にスピリチュアルな楽曲集ではありますが、なんとなく、ここにあるものはアルバート・アイラーサン・ラなどのフリー/スピリチュアル・ジャズの音楽家達にも継承されているようにも思えるのです。(そういえば、アイラーも楽曲タイトルに幾度か'healing'という単語を使っていたような…)

実を言うと未体験のグルーヴを求めて手に入れた作品だったのですが、何度も聴いている内にそんなことはどうでもよくなってしまいました。
非常に力強い、素晴らしい音楽集だと思います。






Mukunguni New Recordings from Coast Province, KenyaMukunguni New Recordings from Coast Province, Kenya
(2013/04/08)
V.A.

商品詳細を見る
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

vuoy

Author:vuoy
音楽好きです。
情報に間違いなどありましたらコメント欄で結構ですので気軽に連絡ください。
Last.fm
twitter

【注意事項】
まれに、当blogの記事をオークションの商品説明に引用またはURL貼付されているページを見ることがあります。
当blogの記事はあくまで個人の感想であり、ミュージシャン本人以外の利益に供する目的はありませんので、商用目的での無断引用/URL貼付はご遠慮願います。
どうしてもという場合には、twitterなどでご相談いただければ検討しますので何卒ご理解いただきますようよろしくお願いします。

アクセスカウンター
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
vuoy's Profile Page
Twitter
検索フォーム
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
音楽
257位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
洋楽
59位
アクセスランキングを見る>>
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR