The World of Psyche/Acid Music Vol. 22: The Dukes of Stratosphear '25 O'Clock'
前回3週間ぶりとかいっておきながら今度は1ヶ月以上もあいてしまいました…
ほんと申し訳ないです。
さて、今回ご紹介するのはThe Dukes of StratosphearというUKのバンドによる楽曲です。
鐘の音による導入や、悪夢的に揺らぐディストーションギター、そして呪術的なベースラインが非常にヒプノティックな印象を残す楽曲です。ところどころに入る電子音なども楽曲のサイケデリアを強めるのに一役かっています。
そのくせメロディは超ド級にポップで、フックは聴いたら二度と忘れないようなインパクトがあります。
5分という時間で、ポップ・ミュージックがやれることを最大限やったかのような高純度/高水準の楽曲です。
…ところで、好事家の方ならお気づきかもしれませんがこの楽曲、なんだか妙な既聴感がありませんか?
…え、The Electric Prunesの'I Had too Much to Dream Last Night'に似てる?いや確かに私も思いますが、まさかそんなパクリってことは…
I Had too Much to Dream Last Night / The Electric Prunes
(…アカン)
(…コレダメな奴や)
(いくらなんでもこんなみえみえなパクリ方…)
なんか色々と聴こえてくる気がしますが、ご安心を。
このバンド、実はXTCによる覆面バンドで、コンセプトはズバリ「60年代のサイケデリック・ミュージックへのオマージュ/パロディ」。
つまり、そもそもThe Electric Prunesの有名曲を真似た楽曲なんですね。
分からなければそのまま高水準のポップ・ソングとして楽しめますし、分かればついにやりとしてしまうような仕掛けに富んだ素晴らしい楽曲として一粒で二度美味しい楽曲だったわけです。
さすが、アンディ・パートリッジ!
![]() | 25 O'Clock (W/Book) (2009/04/14) Dukes of Stratosphear 商品詳細を見る |
スポンサーサイト