The World of Psyche/Acid Music Vol. 20: Frank Zappa & The Mothers of Invention ' Who are the Brain Police?'
ようやく20回目となりました本シリーズ。
今回はフランク・ザッパです。
ザッパ本人はドラッグを嫌ったことで有名です。それでバンドをクビになったメンバーもいるくらいなのですが、実際の楽曲は、というととても素面ではなさそうなものも散見できます。
その傾向は特に初期に強いですね。
徹底的なアンチ・ドラッグのうえ、アンチ・ヒッピーでもあったこの時期ですが(3rdなんか、ジャケットでThe Beatlesの"Sgt. Pepper's...."をモロパクリしたうえで『俺達は金だけのためにやってるんだ』というタイトル笑)、この'Who are the Brain Police'を始めとする数曲ではサイケにもよく似た異次元感覚を味わうことができるでしょう。
のろのろと不気味なベースが唸りをあげ、とてもじゃないけど上手とは言えない(そこがまた狂気臭い)ヴォーカル/コーラス、全編にかけられた妙なエコー処理、現代音楽を手本にしたと思われる、急な楽曲展開(というか爆発)と叫び声…
歌詞は検閲について、とのことですが'Brain Police'という異様な響きからはそんな真面目なテーマ思いもつきませんね。ちなみに、日本のロック・デュオ 頭脳警察はここから名前をとっています。
初期ザッパはこの辺りの「おかしな」感覚が一度クセになると抜けだせません。
ぜひお試しを。
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ザッパ
ジャケットからしてサイケだね。
Re: ザッパ
>>シャアさん
ジャケットは確かにサイケですね。
ドラッグ嫌いでもそこから副次的に得られた「サイケデリック」自体は
そこまで嫌っていなかったのかなーとおもいます。
まぁ、ミニマルとかも嫌っていたので本当のところは分かりませんが…
ジャケットは確かにサイケですね。
ドラッグ嫌いでもそこから副次的に得られた「サイケデリック」自体は
そこまで嫌っていなかったのかなーとおもいます。
まぁ、ミニマルとかも嫌っていたので本当のところは分かりませんが…