Sun Ra "Cosmos"

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Artist: Sun Ra
Album: "Cosmos"
Label: Inner City Records
Year: 1977

Tracklist
01. The Mystery of Two (5:47)
02. Interstellar Low-Ways (4:45)
03. Neo-Project #2 (5:15)
04. Cosmos (2:50)
05. Moonship Journey (6:30)
06. Journey among the Stars (5:50)
07. Jazz from an Unknown Planet (8:10)


ジャズ界におけるスペース・シャーマン サン・ラの1977年作。
自らを「土星からやってきた」と公言する人で、スウィングやバップを下敷きにしながらも、独特のコズミックな音楽観をその中に落としこみ、比べるもののない独自の音楽を作り上げました。

スウィングやバップを下敷きにしているため、土台の演奏はわりとかっちりとした進行と構造を有していますが、そこにのる即興演奏はフリーキーかつアヴァンギャルドではっきりとした輪郭を持っていないことが殆どです。この辺りにはフリージャズからの影響を感じさせます。(というかサン・ラ自体その手の音楽の一翼を担った人物なので当然っちゃ当然)

また、彼は鍵盤奏者なわけですが、アコースティックなピアノにこだわるわけではなく、オルガンやシンセサイザーなどの様々な鍵盤楽器を取り入れました。特にシンセサイザーは彼の音楽を形作る上での重要なファクターとなったのではないかと思います。
本アルバムではロックシコード(ロックなハープシコード、ってこと?)を用いています。無理矢理に電子化されたハープシコードのような音色は、ひどくドリーミーでありながらも、ある時には異様なコズミック・リチュアルの様相も呈しており、彼の音楽のスピリチュアル/儀式的な側面を強調します。

今作ではサン・ラは主にバッキングに徹しています。
フリーキーなソロをとるのはサックスなどであるわけですが、正直サン・ラの音の被せ方が異様すぎて完全にソロを喰ってしまっている印象です。
そのプレイから生まれる音響はソロイストを取り囲み、宇宙に押し上げるかのようで、聴いていくうちにリスナー自身もその上昇気流に飲まれてしまうことでしょう。
ある意味、サイケデリックなジャズのはしりなのかもしれませんね。

また、本アルバムではそこまで顕著ではありませんが、彼は自身の音楽の中にアフロ的なリズムを取り入れたことでも有名です。この辺りは有名な"Space is the Place"などで聴くことができますが、そのへんはまた次の機会に。






COSMOSCOSMOS
(2012/12/19)
SUN RA

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