Sizzla "Praise Ye Jah"

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Artist: Sizzla
Album: "Praise Ye Jah"
Label: Xterminator
Year: 1997

Tracklist
01. Praise Ye Jah (3:53)
02. Dem a Wonder (4:01)
03. Homeless (4:03)
04. Blackness (3:59)
05. Inna Dem Face (3:46)
06. Give Thanks (4:20)
07. Hail Selassie (3:54)
08. No Other Like Jah (3:53)
09. How Dem Flex (3:59)
10. Cowboy (3:46)
11. Greedy Joe (3:40)
12. Did You Ever (3:52)
13. Government (3:47)


現代レゲエの最重要ミュージシャンの一人、シズラ・カロンジの出世作と言える3rd。
彼はラスタファリズムの信奉者であり、同郷のブジュ・バンタンに続くような形でコンシャスなレゲエミュージシャンとして名を知らることとなりました。

ハードにバウンスするリズム、繊細なダブ処理がなされたピアノやギターが非常に特徴的で、レゲエの中でもいわゆる「ダンスホール」という分野に位置する作品だと思います。

彼は、扇情的でアジテーティヴなダミ声ヴォーカルによりジャー(ラスタファリアンの信仰対象)への帰依を熱く歌い上げ、彼(やブジュ)はボブ・マーリィの死後勢いを潜めていたラスタファリ運動を見事に復活させました。

しかし、その音楽にはどこか物悲しさを帯びたメロウネスがついて回ります。
それは冒頭のタイトル・トラック'Praise Ye Jah'からもすでに感じられることでしょう。
「ジャーを讃えよ」と高らかに歌われる歌詞、バウンシーなリズムによるアッパーな雰囲気にもかかわらず、そこには切実とすら言える嘆きが刻み込まれているように思うのです。

ダミ声、というところからキャプテン・ビーフハートを想起したりもします。
思えばあの人の声もどこか淋しげなところがありました。それはブルーズ由来のものだったろうことは疑いようもないと思います。
もしかすると、シズラの歌声には、マーリィの死後影をひそめることとなったラスタファリアンのブルーズが潜んでいるのかもしれません。

彼の歌声と、スペーシーな余韻を控えめに漂わせるサウンドスケープと併せ、この作品はダンスホール系の中でも無二のスピリチュアルさを獲得していると言えます。
非常にチープでやる気の感じられないジャケットがやや残念ではありますが(笑)、昨今のレゲエを聴いてみたい、と思っている人に是非手を伸ばしていただきたい作品です。






Praise Ye JahPraise Ye Jah
(1997/10/30)
Sizzla

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