Alejandro Franov "Khali"

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Artist: Alejjandro Franov
Album: "Khali"
Label: Munibe/Nature Bliss
Year: 2007

Tracklist
01. micerino alap (1:35)
02. micerino tema (2:43)
03. shumba (4:26)
04. gandanga (2:39)
05. pasando el mar (3:40)
06. khali (2:07)
07. sumatra (6:24)
08. luxor (4:15)
09. isis (3:09)
10. nyamaropa (4:02)
11. sudan (8:05)
12. cuentos (2:48)
13. karigamombe (4:32)


アルゼンチンの音楽家アレハンドロ・フラノフの2007年作品。
ちょうどこの前後数年くらいで、フアナ・モリーナを始めとしてフェルナンド・カブサッキモノ・フォンタナなど、それまでのアルゼンチンの伝統音楽(フォルクローレやタンゴなど)からの影響を元に、もっと自由でオリエンタルな作風を有したミュージシャンたちが注目され始めたように思います。
そのエクスペリメンタルでありながらもどこか透明で純粋な響きを特徴としたシーンは、その約10年前に「ポスト・ロック」が勃興した地、シカゴにおける音楽シーンの当時の呼び名に倣い「アルゼンチン音響派」などと呼ばれることになりました。

フラノフはそんな「アルゼンチン音響派」の中でもとりわけ中心に位置するミュージシャンといえるのではないでしょうか。
フアナ・モリーナのプロデュースや、山本精一勝井祐二を中心としたマン・ドライヴ・トランス・バンドROVOとの共演など、「アルゼンチン音響派」というシーンが認知されるきっかけとなった場にはいつもこの人の存在がありました。

そして、そんな彼が2007年に発表したこの作品はアルゼンチンどころか、もはや南米という枠からすら逸脱するかのように無国籍なサウンドで彩られています。

まず驚かされるのは、殆どがフラノフ本人による多重録音であるということ。
ギター、ベース、シンセや鍵盤という基本的な楽器のほか、シタールやアルパ(フォルクローレで使用されるタイプのハープ)、ムビラ(ジンバブエの親指ピアノ)、ドゥギ(インドのパーカッション)、カリンバ(アフリカの親指ピアノ)、グロッケンシュピールにウォーター・ベルなど、数々の民族楽器を弾きこなし、繊細に重ねることで楽曲を形作っています。

シタール独奏による美しい'micerino alap'からアルバムはスタートし、楽曲により弦楽器の滑らかな旋律や鍵盤楽器の愛らしい響き、管楽器の浮遊感、パーカッションによる装飾などを自由自在に組み合わせていきますが、あまりに多用な楽器が使用されているため、その音楽は無国籍であると同時にどこかスペーシーでサイケデリックな様相を漂わせています。

ジンバブエのショナ族の伝統音楽である3曲目'shumba'とラストの'karigamombe'を除く全てフラノフによる作曲であることも、また驚異的です。
とてもスピリチュアルな雰囲気が全編通して漂っていますので、休日のBGMなどに良いかもしれません。オススメです。


'micerino alap'




カーリカーリ
(2007/06/06)
アレハンドロ・フラノフ

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