The World of Psyche/Acid Music Vol. 18: Van Dyke Parks 'Palm Desert'
ロック界最大の未完成アルバム"SMiLE"を、ブライアン・ウィルソンとともに作成した、音楽プロデューサー ヴァン・ダイク・パークス。
当時の音楽を聴くものならば、どこかで必ず彼の名を聴くことになるでしょう。
彼のソロ・デビュー・アルバム"Song Cycle"は"SMiLE"プロジェクトの頓挫後、彼の名を更に高める一因となりました。
ブライアン・ウィルソンが"SMiLE"で目指したものと同じく、「アメリカン・ルーツ・ミュージック」の探索にこだわったこの作品は、そういった音楽の博物館であるとともに、様々な音楽がコラージュされた、めまぐるしく表情を変えていくトリップ・ミュージックとしての機能も持ち合わせることになりました。
雄大で、広がりのある器楽演奏と、どこか遠い世界から響いてくるかのような声。
やはりこれらを聴いて思い浮かべるのは"SMiLE"、あるいは頓挫後に他のアルバムで発表された"SMiLE"のマテリアルではないかと思います。併せて聴くことで、パークスとブライアンの間にどんなヴィジョンがあったのか、なんとなくでも掴めるような気がしますが、実際のところどうだったのでしょうか…?
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