Dave Bixby "Ode to Quetzalcoatl"

Artist: Dave Bixby
Album: "Ode to Quetzalcoatl"
Label: Self Product (Reissue: Guerssen Records)
Year: 1969
Tracklist
01. Drug Song (3:20)
02. Free Indeed (3:18)
03. I Have Seen Him (3:15)
04. Mother (3:00)
05. Morning Sun (3:31)
06. Prayer (3:13)
07. Loneny Faces (3:56)
08. Open Doors (3:07)
09. 666 (3:13)
10. Waiting For the Rains (2:13)
11. Secret Forest (4:53)
12. Peace (3:14)
USのSSW、デイブ・ビクスビーによる自主制作アルバム。
サイケデリック時代の終焉とも言える1969年にリリースされました。
この作品、アシッド・フォーク好きの間では「キング・オブ・アシッド(ダウナー)・フォーク」の名で呼ばれておりまして、自主制作モノでありながらも2009年にGuerssen Recordsからリイシューされる運びとなりました。向こうではLoner Folk(孤独フォーク?)とも呼ばれているみたいですね(笑)
結構こういうこと多いんですよね、サイケ/アシッド界隈って。まぁ、それだけマニアの多いジャンルということなのでしょうが。
音は至ってシンプル。
多少のバック(フルートやハーモニカ)がある以外は基本的にビクスビー本人のギターと歌のみ、というものです。
全編通して篭ったような音質で、妙な残響がかかっていますが、これが彼の音楽をアシッドに響かせている第一の要因ではないかと思います。
闇の中から立ち上ってくるような、あるいは闇の中へ投げかけられているようなアコースティック・ギターの旋律とビクスビーの歌声は非常に孤独で、誰からも取り残されたような寂莫感を漂わせています。
彼の紡ぐメロディ自体もとてもシンプルかつピュアで、それがまた逆にダウナーな雰囲気を強めているように思います。
ジャケットの通りの暗闇の中から、光を求めてもがいているような、ダウナーでありながらもどこかポジティヴな響きも感じさせる作品です。
アシッド・フォークを掘ってみようと思っている人は是非手にとってみてください。
![]() | Ode to Quetzalcoatl (2009/06/23) Dave Bixby 商品詳細を見る |
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