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Mother Popcorn / James Brown

個人的な意見を言わせてもらうとすれば、バロック時代における平均律の後に発明された、平均律と同じレベルのものというとファンク・ミュージックだと思います。

それまでのビート・ミュージックの基本であったバックビートではなく、ダウンビート(要は第一拍)を強調し、全ての楽器がリズム楽器としてアタックすることで、伝統的な楽曲構成(ソングフォーム)というものは瓦解し、ほぼヴァンプ(リズムを刻むこと、楽曲の開始前や終結部で用いられることが多い)のみで構成された楽曲、というそれまでではありえなかった音楽の形が浮き彫りになったのです。

そしてそれを発明したのはご存知「ゴッドファーザー・オブ・ソウル」、ジェームス・ブラウンその人であり、ブラックミュージック評論家の鈴木哲章の言葉を借りるなら、彼はほぼリズムのみで構成された音楽というものを創始することで「ポリリズムをポップ音楽の連鎖系として確立した鼻祖であり」、「それ以降のブラック・ポップの歩みは、このジェイムズ・ブラウンの挑戦をどう受けとめるか、という歴史だった、と言っても大げさではない」のです。

'Mother Popcorn'ではそのJBの全盛期の姿を拝むことができます。
途中に入るメイシオ・パーカーのソロ以外に旋律的な要素は皆無(そもそも、メイシオのソロにしたってそこまで固まったメロディーを提示しているわけではない。ただリズムの奔流に身を任せて音をリズミックにくねらせるだけ)。JB御大も歌うというよりは「叫び」「唸り」「しゃっくりする」ことで彼自身がリズムに組み入れられるのです。

これが現代のHIPHOPにまで続く長い道の始まりだ、というのはあまりに感動的で絶望的です。ある意味では、未だにJBを超えたミュージシャンはいないのですから。


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