Ravi Shankar "The Sounds of India"

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Artist: Ravi Shankar
Album: "The Sounds of India"
Label: Columbia
Year: 1968

Tracklist
01. An Introduction to Indian Music (4:13)
02. Dádrá (10:30)
03. Máru-Bihág (11:44)
04. Bhimpalási (12:13)
05. Shindi Bhairavi (15:00)


インドの民族楽器シタール奏者、ラヴィ・シャンカルの68年作品。
The Beatlesのジョージ・ハリスンと懇意であったことや、あるいはノラ・ジョーンズの父親として有名かと思います。

内容は、シャンカルによるシタールとタブラ、タンブーラというトリオ編成によるラーガ(インド独特の旋法)楽曲です。
1曲目ではシャンカル自らシタール、タブラ、タンブーラの特性とラーガという旋法の性質を説明しております。

基本的には弦楽器タンブーラの紡ぐドローンの上をシタールと打楽器タブラとが絶妙の掛け合いで埋めていく形となります。
ラーガの規則に則った演奏だと思われますが、最初のイントロダクションでは「自由即興」などとも話しており、また音の感じから察するに予め決まった譜面のある音楽というわけではなさそうです。

タンブーラによる4音のドローンは実に幻想的ですし、タブラの音は打楽器でありながらも非常に歌心に溢れるもので、聴いていて心地よいです。
そして、シャンカルのシタールについてはもはや言うまでもないでしょう。流麗に音を紡ぎ、急激な連符により上昇/下降し、隙間をゆったりととって停滞するようなサスティン/ビブラートを挟むその音景はまるで民族舞踊のダンサーの動きを見ているかのようです。

これらの3つがしなやかに絡み合い交じり合うことで生まれる幻惑的な空気はたしかに60年代のサイケデリック感覚に通底するものがあります。
事実ジョージ・ハリスンはもとより、フィリップ・グラスなども多大な影響を受けたようです。
実に誠実で、また熱心なインド古典音楽の翻訳家とでも評されるべき彼の業績はこれから先、今よりももっと認められていくのではないかと思います。

昨日、92歳(!)という御年で亡くなられたシャンカルの冥福を祈るとともに、これからも愛聴していきたいです。






Sounds of IndiaSounds of India
(1989/07/25)
Ravi Shankar

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No title

すごく神秘的で素敵な音楽だと思いました。

No title

>かな さん
はじめまして。
非常に神秘的ですよね。
シタールの煌くような響きは何か神性のようなものすら感じさせます。
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