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Emeralds "Just to Feel Anything"

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Artist: Emeralds
Album: "Just to Feel Anything"
Label: editions Mego
Year: 2012

Tracklist
01. Before Your Eyes (4:05)
02. Adrenochrome (6:11)
03. Through & Through (4:40)
04. Everything is Inverted (6:35)
05. The Loser Keepes America Clean (3:40)
06. Just to Feel Anything (8:53)
07. Search for Me in the Wasteland (8:12)


米オハイオはクリープランド出身のギター/シンセ/ドローン・ユニットEmeraldsの新作が、前作"Does It Look Like I'm Here?"に引き続きピーター・レーバーグ主宰のeditions Megoよりリリースされました。
前作においては、それ以前のストーンド・ドローンなスタイルを刷新し、ギタリスト マーク・マクガイアによるマニュエル・ゲッチング(ex-Ash Ra)よろしくなギター・スタイルと、ジョン・エリオットスティーヴ・ハウシルトという2人のシンセサイザー奏者によるドローン及びミニマル・フレーズによる見事なクラウト(インディー)ロックを作り上げ、話題を呼んだのも記憶に新しいところです。

さてそれから2年ぶりの新作というわけですが、この2年の間彼らの活動は停滞していたわけではありません。
なによりもマクガイアの活動の広汎さには驚かされるばかりでした。ソロ作では多数の新作(CD-R作品になると最早追い切れない…)と以前の作品をコンパイルした2枚組をリリースしましたし、またフォークトロニカ・デュオTrouble Booksとのコラボ作も非常に良い作品でした。
スティーヴ・ハウシルトも昨年、今年とソロ作を発表しています。ジョン・エリオットの活動については存じてはおりませんが、3人それぞれで精力的に活動していたのはまず間違いないでしょう。

そして、久々となるEmeralds名義での新作は、前作からさらにシンセ・ポップ的な領域に踏み込んだ内容となっているように思います。
何よりもまず特徴的なのはドラムマシンの使用でしょう。ミニマルかつストイックなビートが叩きだすグルーヴはデトロイト・テクノからの影響が色濃く観ぜられます。

さらにここ2年で顕著でしたが、マクガイアのギタープレイの変化が、彼らの作品の印象をそれ以前と比べかなり変化させてしまっているように思います。
以前のマニュエル・ゲッチング的な酩酊ギターは影を潜め、インディー・ロックや、あるいはHRにすら接近していると言えそうな情熱的なギターフレーズの嵐となっており、この辺りは好き嫌い分かれそうですね。個人的にはマクガイアの2011年作"Get Lost"よりはしっくりきてる気がします。ラフというか自然体な感じ?

そしてそのデトロイト・テクノ・グルーヴとエモーショナルなギターを結びつけるシンセ2人の活躍も見逃せません。
短いドリーミーなモチーフの反復やシンセ・ドローンや音響は、その機械的な響きと感傷的な音程の推移といった両側面を兼ね備え、無機質なリズムと有機的なギターとをつなぐ接着剤のような役割を果たしています。
これ以上ないほど見事に相反するニ要素を繋ぎあわせているので、ぱっと聴くととても耳馴染みが良いのですが、実際は非常に強靭な音の響きを獲得した、力強い作品に仕上がっていますね。

また、5曲目では久々のストーンド・ドローンな作風も復活させているのが古いファンには嬉しいところではないでしょうか。
相変わらずのズブズブに深い、ダークなドローンは実に心地が良いです。

40分強というサイズも手頃で繰り返し聴きやすいです。
前作ほどのインパクト、大作感はないですが、ふとした時についつい再生してしまう、良い作品だと思います。






Just to Feel AnythingJust to Feel Anything
(2012/11/18)
Emeralds

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