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Marcos Valle "Samba '68"

Samba68-thumb.jpg


Artist: Marcos Valle
Album: "Samba '68"
Label: Verve
Year: 1968

Tracklist
01. The Answer (2:39)
02. Crickets Sing For Anamaria (2:08)
03. So Nice (Summer Samba) (2:26)
04. Chup Chup, I Got Away (2:14)
05. If You Went Away (2:51)
06. Pepino Beach (1:50)
07. She Told Me, She Told Me (2:41)
08. It's Time To Sing (2:50)
09. Batucada (1:58)
10. The Face I Love (1:56)
11. Safely In Your Arms (3:06)


ブラジルのSSWマルコス・ヴァーリが68年に発表した4thアルバム。
62年以降のボサノヴァ国際化の流れにのり、アメリカでヒットした作品です。

ボサノヴァというものは基本的にサンバのヴァリエーションの1つであると思います。
なぜなら、あのジョアン・ジルベルトが(トイレに篭って 笑)編み出したと言われるボサノヴァ特有のギター奏法バチーダは、そもそもサンバのリズム(バイーア)が持つグルーヴをギター一本で再現するためのものであったからです。

そこにウィスパーヴォイスや、初期であれば控えめで麗しいオーケストレーションが加えられ、ポルトガル語圏特有の郷愁感覚サウダーヂを強調したものがボサノヴァとして類型化するに至ったのです。
ボサノヴァはその表面だけをなぞれば上品で、また切ないメロディが心地よいイージーリスニングな音楽としても受け入れることができますが、やはり根本にあるのは「ボサノヴァの法王」とも言われるジョアン・ジルベルトがそのギターで体現しようとしたバイーアのグルーヴなのです。

さて、そこでマルコス・ヴァーリの今作ですが、結論から言いますと喩えようもないほどに素晴らしい作品であります。
アナマリアを迎え、男女混声ヴォーカルにより歌われる麗しいメロディが強く心をうちます。
オーケストレーションやジャジーなピアノなど、ボサノヴァにしては少々装飾が多い気がしますが、メロディと相まって非常に豊かな印象を与えるのに成功しており、むしろこれくらいのアレンジがベストと言えるでしょう。
これらの美しい諸要素とバチーダでコードを奏でるギターを中心とした、嫋やかなサンバ・グルーヴとが精巧なタペストリーのように織り合わせられ、豊潤なブラジリアン・ポップスとして成立しています。それそれのバランスが非常によくとれており、非の打ち所のない作品と言っても過言ではありません。

「一番好きなボサノヴァ・アルバムは?」と聞かれたらジョアン・ジルベルトの作品を選ぶでしょうが、「一番好きなブラジリアン・ポップスは?」という問には間違いなくコレを挙げるでしょう。
ソフトでありながら芯のとおった、素晴らしい作品です。






サンバ’68サンバ’68
(2010/05/12)
マルコス・ヴァーリ、アナマリア・ヴァーリ 他

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