Bill Evans Trio "Explorations"

Explorations.jpg

Artist: Bill Evans Trio
Album: "Explorations"
Label: Riverside
Year: 1961

Tracklist
01. Israel (6:12)
02. Haunted Heart (3:28)
03. Beautiful Love [Take 2] (5:07)
04. Elsa (5:11)
05. Nardis (5:51)
06. How Deep is the Ocean? (3:34)
07. I Wish I Knew (4:41)
08. Sweet and Lovely (5:53)

[Bonus Track on CD]
09. Beautiful Love [Take 1] (6:07)
10. The Boy Next Door (5:06)

今回はジャズでもいってみましょう。
まずはオーソドックスに(?)ビル・エヴァンス・トリオです。

ビル・エヴァンス、スコット・ラファロ、ポール・モティアンという黄金のトリオにより録音された四作のうち二作目にしてスタジオ音源としてはラスト作品になります。
前作"Portrait in Jazz"と比べると落ち着いた選曲で、どちらかというとゆったり聴けるタイプの作品かと思います。

この時期のトリオはスコット・ラファロの夭折により多少神格化されているきらいはありますが、実際聴いてみるとそれもむべなるかな、という感じです。
そう言うのも、このトリオはいわゆるインタープレイ(即興演奏において互いが互いの演奏に反応することにより演奏を進める技法)がこれ以上は無い、というレベルで完成されているから。
エヴァンス自身で言えば後にギタリストのジム・ホールと共演した"Undercurrent"でも素晴らしいインタープレイを聴かせてくれるのですが、このトリオはやはり別格という感じです。

まず、なんといってもエヴァンスとスコット・ラファロの絡みが素晴らしい。
お互い好き勝手に演奏しているようで、実際はそれこそコンマ単位で相手の演奏に反応し、見事な返答を返しているのです。ラファロのベースラインから離れたり、また近づいたりしながら淡々と音を紡いでいくエヴァンスには脱帽です。あまり理論は詳しくないですが、聴いた感じかなり和声的に冒険しているような感じがします。
さらに、ポール・モティアンのドラムはその空気を壊さぬよう繊細にリズムをキープしながら、要所要所では非常にアグレッシヴなソロを聴かせます。

先ほど「落ち着いた作品」と言いましたが、たしかにバラード的な選曲は多いものの、細部まで聴き込むと息を付く間もない、というのが正直な感想です。
エヴァンスのリーダー作はややもすれば彼のピアノの美しい響きに幻惑されてイージーリスニング的に聴いてしまいそうになりますが、実際は非常にスリリングな演奏が繰り広げられているのです。いやぁ、素晴らしい。



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(2007/09/19)
ビル・エヴァンス

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