Pärson Sound "Pärson Sound"

Artist: Pärson Sound
Album: "Pärson Sound"
Label: Subliminal Sounds
Year: 2001 (Recorded: 1967-1968)
Tracklist
[Disc 1]
01. Intro (0:53)
02. Tio Minuter (Ten Minutes) (10:29)
03. From Tunis to India in Fullmoon (On Testosterone) (20:29)
04. India (Slight Return) (13:06)
05. A Glimpse Inside the Glyptotec-66 (6:01)
06. One Quiet Afternoon (In the King's Garden) (10:32)
[Disc 2]
01. Sov Gott Rose-Marie (13:18)
02. Skrubba (28:56)
03. Milano (7:57)
04. On How to Live (7:26)
05. Blåslåten (5:41)
スウェーデン出身のサイケデリック・ロックバンドPärson Soundのラジオ番組におけるセッションやライヴなどの音源をコンパイルした編集盤。
このバンドは正式にはアルバムを残しておらず、これが唯一の音源のようです。
いずれも67~68年にかけて録音された音源であり、時代の流れからも分かるとおりのサイケデリック・サウンドです。
どの楽曲もミニマリスト テリー・ライリーからの影響が強いミニマルサウンドとヴァイオリンなどによるドローン、そしてフリーキーな即興演奏/ジャムといった3つのパートを根幹として有しており、その間をふらふらと行き来するサウンドは、聴き手を徐々に異世界へと誘いこんでいきます。
テリー・ライリーにリンクしていることからも明らかですが、ラ・モンテ・ヤングやトニー・コンラッドそしてジョン・ケールやアンガス・マクリースなどの永久音楽劇場の面々の演奏するアヴァンギャルド・サウンドに通ずるところが多いです。
また、フリーキーな即興演奏はドイツのAmon Düül(特に1st"Psychedelic Underground")のようにカオティックです。Düülの1stが69年ということを考える、もしかすると影響元の一つなのかもしれませんね。
あの時代特有の、前衛的なものに対する憧憬が全編に充満した、素晴らしい発掘音源ではないかと思います。
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