Slint "Spiderland"

slint-spiderland-1991.jpg


Artist: Slint
Album: "Spiderland"
Label: Touch and Go
Year: 1991

Tracklist
01. Breadcrumb Trail (5:55)
02. Nosferatu Man (5:35)
03. Don, Aman (6:28)
04. Washer (8:50)
05. For Dinner... (5:05)
06. Good Morning, Captain (7:38)


ルイヴィル出身のロック・バンドSlintの2ndアルバム。
ポスト・ハードコアの末期であり、同時にポスト・ロック/音響派の黎明期に生まれた名作です。

メンバーは、ブライアン・マクマハン(Gt&Vo、後にThe For Carnationを結成)、デヴィッド・パホ(Gt)、トッド・ブラッシアー(Ba)、ブリット・ウォルフォード(Dr)の4人で、彼らは後々Bastroのメンバー達とも絡みTortoiseGastr del Solなどといった、シカゴ音響派の重要バンドの多くに関わっていく事となります。(そもそもの始まりはブライアンとブリット、そしてBastro/Gastr del Solのデヴィッド・グラブスが所属したSquirrel Baitというバンドです)

ブライアンの呟くようなヴォーカルスタイルと、増四度を含む和音を頻繁に使用するギター、虚ろに彷徨うベース、気だるげなハットの刻みと重戦車のようなバスドラム、そしてスネアによるパルスの反復に終始するドラムが混ざり合い、強く張り詰めた空気が生み出されています。
ほぼアルバム通して緊張感に溢れていますが、時折狂ったように爆発するところもあり、「静」と「動」の対比が実に見事です。

「動」の部分もあるわけなのですが、1st"Tweez"で見られたような、ハードコアの「熱量」は一切感じられません。非常に寒々しい音楽として仕上がっております。抜き身の刀のような音、とでも言えば分かりやすいでしょうか?
1stをプロデュースしたスティーヴ・アルビニの影響も見られる気がします。

ちなみにこの作品、私の妻は「聴いててイライラする。大嫌い」と言ってました(笑)
でも確かに、ダメな人にはダメなサウンドでしょうね。この緊張感の持続に耐えられるかどうかがカギです。

ちなみにこの「静」と「動」の対比や、極限の緊張感はMogwaiや、Godspeed You! Black Emperorなどに引き継がれ、ドラマ性を帯びていきます。
それらフォロワーのサウンドも素晴らしいのですが、この一切のムダを削ぎ落したような孤高のサウンドは源流にして頂点であるといっても過言ではないように思います。まさに名作です。






SpiderlandSpiderland
(1991/03/27)
Slint

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