The Best 10 Discs of Jul - Sep. 2016
まだ未レビュー作も結構あるんですけど、流石に四半期ベストが遅くなりすぎるとちょっとおもしろくないかな、と思ったので先に更新しまする。
ちょっと最近リアルでバタついてて更新頻度落ちてますが、音楽は聴いてますのでご安心を。(気がつけば"Zauberberg"ばっか聴いちゃってますけど 笑)
10位 TAMTAM "NEWPOESY" (P-Vine)

冒頭のドラムですでに名作な雰囲気が香る作品ですし、その通り名作だと思います。
アーシー/スモーキーな空気を醸しつつ、'星雲ヒッチハイク'や'自転車ジェット'ではセンチな雰囲気も香らせる、まさに日本のダブ/POPバンドとしてまず最初にあげられるような作品になっていくんじゃないかな、なんて期待してみたり(笑)
09位 宇多田ヒカル "Fantôme" (Universal Music)

6年ぶりの新作ということで、リアルタイムでは初めて彼女の作品にまともに触れましたが、アーティストとしての、そして一人の人間としての彼女がかなりストレートに表現された、まごうことなきSSWの作品に仕上がったと思います。
とにかく最後の'桜流し'が圧巻ですが、個人的にはやはり'ともだち'、'荒野の狼'あたりが好み。
08位 Hamasyan, Henriksen, Aarset & Bang "Atomosphères" (ECM)

ヨーロッパのジャズ・ミュージシャンがアンビエントをやったら、というifに見事に応えてくれた印象ですし、いかにもECMらしい作品でもあったと思います。
個人的には"Zauberberg"系というか、あちらがドイツの高原というか山であれば、こちらは北欧/東欧の霧の深い山奥かな、という感じ?
07位 D/P/I "Composer" (Shelter Press)

初D/P/Iにしてこの名義では最終作ということで、すれ違い感すさまじいですが(汗)、とても良かったです。
プログラミングを利用した作曲で、人の意図が(ごくわずかにしか)介在しないことで生まれるドライな雰囲気が電子ノイズの攻撃的なテクスチュアとよくマッチしていました。
06位 Jasper Høiby "Fellow Creatures" (Edition Records)

第二四半期のベストにも選んだPhronesisの新作ではメンバーが均等に曲を持ち寄っていましたが、満を持してのソロデビューということで彼のコンポジションを存分に楽しめる作品だったと思います。
ヨーロピアン・ジャズというかほのかに香るトラッド臭がとてもいい感じで、真っ当に「ジャズ」として良作だと思います。
05位 坂本慎太郎 "できれば愛を(Love If Possible)" (Zelone Records)

スライになぞらえれば前作が"There's Riot Goin' on(暴動)"で今作は"Fresh!"かな、という印象。
派手さはなくとも、しっかりと練り上げられていて、ソロでの音楽的な成熟も感じさせる好盤でした。
04位 Steve Lehman "Sélébéyone" (Pi Recordings)

初リーマンでしたがとにかくかっこよすぎました。
何よりグラスパートリオでは手を抜いてたんじゃないか(失礼)ってぐらいダミオン・リードのドラムはやばいし、それによりリーマン/マチェクのドルフィーライクなサックスもよりカッティングエッジな響きに昇華されてると思います。
03位 Joanna Wallfisch "Gardens in My Mind" (Sunnyside Records)

グラミーのベスト・フォーク・アルバム部門にノミネートされたとのことで、もし受賞なんてはこびになれば一気にブレイクするんでしょうか?
何にせよ、ダン・テファーと作り上げたデビュー作にストリングス・アレンジを加え、ジャジーなメロディ/ハーモニーをクラシカルなテクスチュアで彩った、SSWとしての力作です。
ティム・バックリィやジョニ・ミッチェルあたりのカヴァーにちょっとルーツっぽい部分を感じるのも好感触でした(笑)
02位Thomas Brinkmann "A 1000 KEYS", "A Certain Degree of Stasis" (editions Mego, frozen reeds)

ちょっぴり反則気味の2作ランクイン。
ゴリゴリのミニマルとドローンという相反する、しかし底の部分でつながっている作風によりさすがの貫禄も感じさせつつ、同時に攻めてもいるという点で今非常に旬なミュージシャンと言ってもいいのかもしれません。
01位 Natasha Llerena "Canto Sem Pressa" (Self-Product)

もう素晴らしすぎるプラジリアン・ポップス作。
20代半ばの新人とのことですが、アフロ志向のリズム、アルゼンチン~ブラジル的なハーモニーとがしなやかに絡み合い、本人の美貌とも相まって(笑)美しい色気を感じさせる作品として仕上がっています。
リスト見ながら考えてぱっと思いついた感じで並べてますが、正直まだあと3ヶ月ありますのでこの後どうなるか分かりません。
年明けには第四四半期(10~12月)、下半期(7~12月)、年間の3つを発表しますので、色々とお楽しみに!
ちょっと最近リアルでバタついてて更新頻度落ちてますが、音楽は聴いてますのでご安心を。(気がつけば"Zauberberg"ばっか聴いちゃってますけど 笑)
10位 TAMTAM "NEWPOESY" (P-Vine)

冒頭のドラムですでに名作な雰囲気が香る作品ですし、その通り名作だと思います。
アーシー/スモーキーな空気を醸しつつ、'星雲ヒッチハイク'や'自転車ジェット'ではセンチな雰囲気も香らせる、まさに日本のダブ/POPバンドとしてまず最初にあげられるような作品になっていくんじゃないかな、なんて期待してみたり(笑)
09位 宇多田ヒカル "Fantôme" (Universal Music)

6年ぶりの新作ということで、リアルタイムでは初めて彼女の作品にまともに触れましたが、アーティストとしての、そして一人の人間としての彼女がかなりストレートに表現された、まごうことなきSSWの作品に仕上がったと思います。
とにかく最後の'桜流し'が圧巻ですが、個人的にはやはり'ともだち'、'荒野の狼'あたりが好み。
08位 Hamasyan, Henriksen, Aarset & Bang "Atomosphères" (ECM)

ヨーロッパのジャズ・ミュージシャンがアンビエントをやったら、というifに見事に応えてくれた印象ですし、いかにもECMらしい作品でもあったと思います。
個人的には"Zauberberg"系というか、あちらがドイツの高原というか山であれば、こちらは北欧/東欧の霧の深い山奥かな、という感じ?
07位 D/P/I "Composer" (Shelter Press)

初D/P/Iにしてこの名義では最終作ということで、すれ違い感すさまじいですが(汗)、とても良かったです。
プログラミングを利用した作曲で、人の意図が(ごくわずかにしか)介在しないことで生まれるドライな雰囲気が電子ノイズの攻撃的なテクスチュアとよくマッチしていました。
06位 Jasper Høiby "Fellow Creatures" (Edition Records)

第二四半期のベストにも選んだPhronesisの新作ではメンバーが均等に曲を持ち寄っていましたが、満を持してのソロデビューということで彼のコンポジションを存分に楽しめる作品だったと思います。
ヨーロピアン・ジャズというかほのかに香るトラッド臭がとてもいい感じで、真っ当に「ジャズ」として良作だと思います。
05位 坂本慎太郎 "できれば愛を(Love If Possible)" (Zelone Records)

スライになぞらえれば前作が"There's Riot Goin' on(暴動)"で今作は"Fresh!"かな、という印象。
派手さはなくとも、しっかりと練り上げられていて、ソロでの音楽的な成熟も感じさせる好盤でした。
04位 Steve Lehman "Sélébéyone" (Pi Recordings)

初リーマンでしたがとにかくかっこよすぎました。
何よりグラスパートリオでは手を抜いてたんじゃないか(失礼)ってぐらいダミオン・リードのドラムはやばいし、それによりリーマン/マチェクのドルフィーライクなサックスもよりカッティングエッジな響きに昇華されてると思います。
03位 Joanna Wallfisch "Gardens in My Mind" (Sunnyside Records)

グラミーのベスト・フォーク・アルバム部門にノミネートされたとのことで、もし受賞なんてはこびになれば一気にブレイクするんでしょうか?
何にせよ、ダン・テファーと作り上げたデビュー作にストリングス・アレンジを加え、ジャジーなメロディ/ハーモニーをクラシカルなテクスチュアで彩った、SSWとしての力作です。
ティム・バックリィやジョニ・ミッチェルあたりのカヴァーにちょっとルーツっぽい部分を感じるのも好感触でした(笑)
02位Thomas Brinkmann "A 1000 KEYS", "A Certain Degree of Stasis" (editions Mego, frozen reeds)


ちょっぴり反則気味の2作ランクイン。
ゴリゴリのミニマルとドローンという相反する、しかし底の部分でつながっている作風によりさすがの貫禄も感じさせつつ、同時に攻めてもいるという点で今非常に旬なミュージシャンと言ってもいいのかもしれません。
01位 Natasha Llerena "Canto Sem Pressa" (Self-Product)

もう素晴らしすぎるプラジリアン・ポップス作。
20代半ばの新人とのことですが、アフロ志向のリズム、アルゼンチン~ブラジル的なハーモニーとがしなやかに絡み合い、本人の美貌とも相まって(笑)美しい色気を感じさせる作品として仕上がっています。
リスト見ながら考えてぱっと思いついた感じで並べてますが、正直まだあと3ヶ月ありますのでこの後どうなるか分かりません。
年明けには第四四半期(10~12月)、下半期(7~12月)、年間の3つを発表しますので、色々とお楽しみに!
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