The World of Psyche/Acid Music Vol. 30: The Moody Blues 'Evening: The Sunset/Twilight Time'
プログレというのはやはりサイケから発展して成立した側面があると思います。
ジャズやクラシックなどの手法を取り込んだのも、あくまでサイケデリックの文脈としての部分が強かったのでしょう。
そして、以前紹介しましたThe Moody Bluesの"Days of Future Passed"はまさにその過渡期というか、とにかく音によるトリップ感覚を楽しむサイケから、ロック音楽というアートフォームにおいてどう自分たちを表現するかというプログレ両方の特質がわりと正直に混在した名作です。
今回紹介する楽曲は、そういった彼らの名作の中でも、地味ながら滋味深い(笑)サイケデリアを醸す'Evening: The Sunset/Twilight Time'です。
中でもサイケよりなのはこの楽曲の中頃'The Sunset'の部分でしょうか。
似非民族音楽な雰囲気とずんぐりむっくり跳ねるベース、呪術的なヴォーカルとエスノ系(?)サイケの手法がストレートに採られた楽曲…というか、時代考えるとわりとハシリかもしれませんね。
![]() | Days of Future Passed (Reis) (2008/06/19) Moody Blues 商品詳細を見る |
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