Pentangle "The Pentangle"

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Artist: Pentangle
Album: "The Pentangle"
Label: Transatlantic
Year: 1968

Tracklist
01. Let No Man Steal Your Thyme [Trad] (2:37)
02. Bells (3:52)
03. Hear My Call (3:01)
04. Pentangling (7:02)
05. Mirage (2:00)
06. Way Behind The Sun [Trad] (3:01)
07. Bruton Town [Trad] (5:05)
08. Waltz (4:54)


英国のトラディショナル・フォークとブルース、そしてジャズの理想的な邂逅。
Pentangleの音楽を一言で表すとすればそんなところでしょうか。

エレキ楽器を一切排した、ヴォーカル、アコースティックギター×2、ウッドベース、ドラムという構成のフォークバンドなのですが、このバンドの特徴と言ったらなんといってもまずはバート・ヤンシュジョン・レンボーンという二人の名ギタリストによる、ギターの旋律の絡みにあると言えます。
その旋律の絡みは複雑でありながら、非常に流麗かつスウィング感の強いものです。これは、二人のギタリストのバックグラウンドの違いに依るところが大きいでしょう。ヤンシュはボブ・ディランなどのコンテンポラリーなフォークやブルース、レンボーンは古楽やクラシック、民族音楽などをそれぞれバックグラウンドとしており、複雑かつ流麗な部分はレンボーン(対位法とか?)の、スウィング感はヤンシュ(ブルース)の色と言えるのではないかと思っています。

そしてリズム隊の二人、ベースのダニー・トンプソンとドラムのテリー・コックスはジャズに傾倒しており、この二人もまた、ヤンシュとともにこのバンドのスウィング感・グルーヴの要になっていると言えるでしょう。また、ジャズが影響元、ということで、即興演奏の占めるウェイトも高めなバンドなのですが、この二人がしっかりとボトムを支えているからこそ、ヤンシュとレンボーンはその上で奔放かつ華麗にソロを紡いでいけるのです。

そして、トラッドといえばやはり女性ヴォーカル(笑)ですが、このバンドの歌姫ジャッキー・マクシーのバックグラウンドにはやはり、トラッドがあるようです。
透き通る、氷のように冷え冷えとした歌声は妖艶さと、高潔さを兼ね備えており、素晴らしいヴォーカリストと言えるでしょう。

これらの要素が渦を巻いて出来上がったのがペンタングルというわけです。トラッド界髄一の実力派バンドと言ってしまっても、納得していただけるのではないかと思います。
この1stは彼らのスタート地点でありながら、彼らの芯の部分を凝縮したような作品になっています。ストイックかつスリリングな音楽を聴きたいときにオススメです。



PentanglePentangle
(2001/07/10)
Pentangle

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