『ATBゆらゆら帝国』開催について

師走も半分が終わろうとしていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今年、twitter上で様々なATB(オールタイム・ベスト)企画が催されましたが、ここらで私も一つのATB企画をやってみようかと思います。

投票対象となるのは2010年に惜しまれながらも解散したゆらゆら帝国です。
彼らの楽曲から10曲を選び、twitter上でハッシュタグ「#ATBゆらゆら帝国」をつけて投票して下さい。
私(@mantako)宛のリプライやDMでも受け付けます。

詳細についてはこちらをご一読いただければ幸いです。
では、よろしくお願いします。

さぁ、皆様自分の順位をお考え下さい!(ゆらゆら帝国で)
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Mother Popcorn / James Brown

個人的な意見を言わせてもらうとすれば、バロック時代における平均律の後に発明された、平均律と同じレベルのものというとファンク・ミュージックだと思います。

それまでのビート・ミュージックの基本であったバックビートではなく、ダウンビート(要は第一拍)を強調し、全ての楽器がリズム楽器としてアタックすることで、伝統的な楽曲構成(ソングフォーム)というものは瓦解し、ほぼヴァンプ(リズムを刻むこと、楽曲の開始前や終結部で用いられることが多い)のみで構成された楽曲、というそれまでではありえなかった音楽の形が浮き彫りになったのです。

そしてそれを発明したのはご存知「ゴッドファーザー・オブ・ソウル」、ジェームス・ブラウンその人であり、ブラックミュージック評論家の鈴木哲章の言葉を借りるなら、彼はほぼリズムのみで構成された音楽というものを創始することで「ポリリズムをポップ音楽の連鎖系として確立した鼻祖であり」、「それ以降のブラック・ポップの歩みは、このジェイムズ・ブラウンの挑戦をどう受けとめるか、という歴史だった、と言っても大げさではない」のです。

'Mother Popcorn'ではそのJBの全盛期の姿を拝むことができます。
途中に入るメイシオ・パーカーのソロ以外に旋律的な要素は皆無(そもそも、メイシオのソロにしたってそこまで固まったメロディーを提示しているわけではない。ただリズムの奔流に身を任せて音をリズミックにくねらせるだけ)。JB御大も歌うというよりは「叫び」「唸り」「しゃっくりする」ことで彼自身がリズムに組み入れられるのです。

これが現代のHIPHOPにまで続く長い道の始まりだ、というのはあまりに感動的で絶望的です。ある意味では、未だにJBを超えたミュージシャンはいないのですから。


We Intend to Cause Havoc!

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アフリカ大陸はザンビアの誇るサイケデリック・ファンク・ロックバンド、The WITCHの4枚組BOX"We Intend to Cause Havoc!"がこの度発売となりました。
ちなみにBOXタイトル"We intend to cause Havoc!(俺たちは暴動/破壊を目論んでるぜ!)"という衝撃的な一文はイニシャルを拾っていくとW.I.T.C.Hとなり、そのままバンド名の由来だそうです。

70年代の世界各国のサイケデリック・ムーヴメントに関わる発掘/再発は最近(特に00年代以降顕著な気がします)数多く行われており、こと中近東やアジア、そしてアフリカ大陸の良質なサイケ・バンドが紹介されてきましたが、今回のThe WITCHのBOX再発は、その中でも決定的なモノとなるのではないかな、と感じています。
全5(4?)枚のアルバム全てと、7"などで発表されたシングルを網羅し、ブックレットも添えた非常に丁寧な形でのリイシューで、Now Againレーベルの意気込みが感じられます。しかも同時発売のLP BOXはアルバム毎にディスクを分けた6枚組(!)で、これもちょっと欲しいかも、なんて(笑)

多くの紹介文でJimi HendrixやJames Brown、果てはFela Kutiなどが引き合いに出されていますが、ロックやファンク、そしてプリミティヴなアフロ・グルーヴを兼ね備え、そこにフラワー感満載のファズギターやキーボードをプラスした、好事家にとってはたまらないサウンドです。
サイケ音楽ファンだけでなく、ブラック・ポップファンや60sUS/UKロックファン、レア・グルーヴファンなど、本当に色々な方々に是非聴いていただきたいものです。

…だって、なんてったってCD BOXは3,000円なんですから!(笑)


Black Tears


彼らの作品群の中でも特に評価の高い3rd"Lazy Bones!"のオープニング・トラックです。
哀愁を帯びたファズギターによる導入、ヨレヨレでありながらひどく物悲しいヴォーカル/コーラス、そして突如爆発するアフロ・グルーヴ。ひゃあかっこいい!

この3rdは単独再発もされているのでいきなりBOXは、という方はそちらを検討されてもよいかもしれません。

ちょっとした雑記

そろそろ年の瀬も近くなってまいりました…と、言ってもまだあと二ヶ月近く残っていますが。
大体今年の新譜ってものが出揃って参りましたので、最近今年のベスト10をよく考えますが、やはりJames Blakeの1stはダントツっぽそうです。

あとの候補はSeun Kutiやチャン・ギハあたりが上位に食い込んできそうですかね。




リイシュー部門ではThe Simithsのボックスが大事件ではありましたが、アルバム単体、作品自体の凄みを見せてくれたのはやはりMoonriders。カメ万は本当に聴き狂いました。




後二ヶ月で色々聴きこんで、どう自分の中で評価が変わっていくかが楽しみです。

2/17雑記

色々と忙しくて更新が滞っております。
最近も相変わらずブラックブームでして、Amazonや中古CDショップで色々と買い込んで聴いています。
気に入ったものを何曲か。

・James Brown "Make It Funky: The Big Payback 1971-1975"


JBを久々に聴いてみようと思い立ち、ポリドールの二枚組クロニクルシリーズ二作を購入。
70年代の作品を集めたこれが半端なくよかったです。
完全にファンクの形式が確立し、王者の貫禄というか、余裕すら感じさせる名編集盤。

Make It Funky: Big Payback 1971-1975Make It Funky: Big Payback 1971-1975
(1996/07/23)
James Brown

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・T-Model Ford "Pee Wee Get My Gun"


60代も間近になって初めてギターを手にしたそうですが、なんとBBキングなどと同世代とのこと。
ルーズでありながら疾走感のあるエレクトリック・ブルーズ。

Pee Wee Get My GunPee Wee Get My Gun
(1997/05/20)
T-Model Ford

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・Slowdive "Souvlaki"


で、なぜかシューゲイザーへ。
自分でもなぜ聴きたくなったか分かりませんがやっぱコレ系はよいですね。
マイブラくらいしか知りませんでしたが、なんとも青春時代を思い起こさせます。

SouvlakiSouvlaki
(2010/08/24)
Slowdive

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とりあえずはこんな感じでしょうか。
ちょっとばたばたしておりまして、更新再開は3月に入ってからになりそうです(汗)
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